研究課題/領域番号 |
23K15618
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
水口 壮一 九州大学, 医学研究院, 助教 (80747999)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 血管内皮 / 肺胞上皮 / ARDS / 救急医学 / 集中治療医学 |
研究実績の概要 |
我々の研究グループは、ARDSの病態解明、及び、ARDSに対する新規治療薬の開発を目指している。ARDSの病態の根幹は、肺胞隔壁(血管内皮細胞や肺胞上皮細胞が形成するバリア)の破綻であるが、肺胞隔壁が破綻する機序は十分に解明されていない。本研究では、敗血症患者の血清で高値となる乳酸やmtDNAが肺胞隔壁の破綻やARDSの発症に寄与しているか検討を行っている。 初年度では、培養細胞としてPrimary human pulmonary microvascular endothelial cells (HPMECs)とHuman small cell airway epithelial cells (HSAECs)を用いて実験を行っている。乳酸やmtDNAにより、細胞接着分子の発現に変化が出るか、細胞間接着が破綻することで透過性が亢進するのかを検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
In vitroでの実験系を確立するのに時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
In vitroでの実験系を確立することが出来れば、我々の仮説が正しいのかをin vitroで検討を行う。In vitroで我々に仮説が正しいと証明が出来れば、次に、In vivoで仮説が正しいかどうかを検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
まだ、In vitroでの実験系が確立しておらず、予定した通りに実験が行えていないため。
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