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2023 年度 実施状況報告書

ビリベルジン添加臓器保存液はラット心停止心臓グラフト虚血再灌流障害を軽減するか?

研究課題

研究課題/領域番号 23K15631
研究機関岡山大学

研究代表者

野島 剛  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (60869717)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
キーワードビリベルジン / 心臓移植 / 虚血再灌流障害
研究実績の概要

本研究の目的は、心臓移植ドナー不足解消のため、拡張基準ドナーからの心臓グラフトの虚血再灌流障害を制御するための新規治療法・基礎的知見を確立することである。そのため、実際のラット移植モデルを使い、既存の臓器保存液に生理的抗酸化作用をもつビリベルジンを添加し、その効果を判定し、臨床応用につなげるための基礎的知見を得ることである。
虚血再灌流障害制御のために、ビリベルジンを用いて心移植を行い、その知見を得ることを目的としている。
2023年度に関しては、ラット心停止下移植モデルにおけるビリベルジン添加Celsiorの効果を確認し、最適濃度を見出すことを目標としていた。そのために、心停止下心臓移植モデルの確立を目標としていたが、今年度に関しては文献検討と研究に必要と考えられる試薬・抗体の検討を行うにとどまり、2024年度に向けての下準備を行った。
2024年度中にラット心停止下移植モデルを確立し、ビリベルジンがもたらす臓器保護の分子生物学的メカニズムを検討する方針としている。そのために必要な試薬、マイクロサージェリーの準備は今年度に行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当該年度に心停止下心臓移植モデルを作成する予定であったが、エフォートが取れずモデル作成まで至っていない。
2024年度にはモデル作成からビリベルジンの臓器保護確認まで行う方針である。

今後の研究の推進方策

前年度において、文献の検討、試薬の準備は済ませており、今年度に心停止下心臓移植モデル、並びにビリベルジンがもたらす臓器保護に関して検討を済ませられると考える。

次年度使用額が生じた理由

2023年度は研究の遅れが生じたため、試薬等が当初の予定通りには発生せず、次年度使用が生じている。
2024年度は学会発表ならびに論文報告を行う予定であるため、当該助成金が生じている。

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公開日: 2024-12-25  

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