研究課題/領域番号 |
23K15849
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
伊藤 歩 東邦大学, 医学部, 助教 (80972752)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 胎児アシドーシス / 胎児アシデミア / 胎児心拍数陣痛図 / 一過性徐脈 / 脳性麻痺 / 胎児低酸素脳症 / 新生児仮死 / 分娩 |
研究実績の概要 |
本研究は、我々が先行研究で考案した胎児心拍数陣痛図(cardiotocography; CTG)所見から分 娩中の胎児のストレスを定量化するスコアリングシステム(Integrated score index to predict fetal acidemia: iPREFACE score)について、①胎児酸血症予測に関するエビデンスの確立(研究1-1, 1-2)、 ②新たな胎児管理法の確立(研究1-3)、③その概念を利用したAI解析法の確立(研究2)を目指す3年計画の研究 である。 ①の研究1-1では胎児機能不全を適応に緊急帝王切開術を行った正期産妊婦を対象にiPREFACE sroreの有用性について検討し、研究成果が2024年4月4日に学術誌AJOG Global Reportsに公開された。研究1-2は正期産妊婦を対象にiPREFACE scoreの有用性を検討する前方的観察研究で、症例登録は終了し、今後データ解析予定である。 ②の研究1-3に関してはまだ研究計画前である。 ③の研究2では正期産妊婦を対象にiPREFACE scoreの変数を使用したランダムフォレストモデルを構築し、高い胎児アシデミアの予測能を示した。研究成果として現在論文投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究1-1が論文公開、研究2は現在論文投稿中である。 その他にも研究1-2は今後データ解析予定である。 研究1-3は上記の研究結果が論文公開された後にそれらのエビデンスを基に行う必要があるため今後の課題である。
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今後の研究の推進方策 |
研究1-1が論文公開、研究2は現在論文投稿中である。 その他にも研究1-2は今後データ解析予定である。 研究1-3は上記の研究結果が論文公開された後にそれらのエビデンスを基に行う必要があるため今後の課題である。
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次年度使用額が生じた理由 |
現在投稿中の論文の投稿料や次の研究の解析に使用する機器の購入に使用する予定であった。 研究計画は概ね順調だが、これらの使用時期が年度をまたいでしまったため、次年度での利用を予定している。
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