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2023 年度 実施状況報告書

Frey症候群術前予測のための、耳介側頭神経の耳下腺内分布の検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K15898
研究機関大阪医科薬科大学

研究代表者

神人 彪  大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (90966251)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードFrey症候群 / 耳下腺腫瘍
研究実績の概要

本研究は耳下腺手術の合併症の一つであるFrey症候群について、その原因とされる耳介側頭神経に着目し、基礎と臨床の2方面からの検討を計画したものである。
まず、耳介側頭神経の耳下腺内での分布を調べるために、ご遺体からの耳下腺の切片において免疫染色での同定を試みた。nNOS, VAChT, ChAT, Tyrosine Hydroxylaseでの染色を行ったが、標的となる神経の同定は困難で安定した同定方法について検討中である。
一方で、臨床の方からは過去の手術症例からデータを抽出し、腫瘍の耳下腺内での位置(亜部位)によりFrey症候群の発症率が異なることが分かった。これについては2024年9月に口腔咽頭科学会にて報告予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

代表研究者が予定外の長期入院が必要になったが、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

予備実験としての耳下腺切片内での耳介側頭神経の同定方法に難渋している。微小な神経であると推定されるので、条件を変えてさらに追究する予定である。また、臨床統計の結果から着目する部位も明らかになったため、そちらに焦点を当てて進めていく。

また、臨床統計の結果に関しては2024年9月に口腔咽頭科学会にて報告予定である。

次年度使用額が生じた理由

昨年は予備実験で、使用する試薬等を選別している段階であった。試薬の選別に難渋しており、次年度も予備実験を継続する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 耳下腺の局在分類別にみたFrey症候群の検討2024

    • 著者名/発表者名
      神人 彪
    • 学会等名
      第37回日本口腔・咽頭科学会 総会ならびに学術講演会

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公開日: 2024-12-25  

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