研究課題/領域番号 |
23K15951
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
北 愛里紗 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20642185)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 糖尿病性潰瘍 / 細胞老化 / SASP / 脂肪 |
研究実績の概要 |
糖尿病性潰瘍で起こっている、異常な細胞老化システムを正常化し、根治的に糖尿病性潰瘍を治癒させる方法を開発することが本研究の目的である。 令和5年度は、糖尿病性潰瘍で蓄積する老化細胞と、正常の創傷治癒過程で発現する老化細胞を、SPiDER-β-Gal標識を用いて単離し、FDA承認薬の中から糖尿病性潰瘍由来の老化細胞特異的に細胞死を誘導する薬剤を同定する予定であった。 ヒト由来試料の収集に想定より時間を要しているが、概ね収集が終わった段階で、今後上記解析に進む予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ヒト由来試料の収集に想定より時間を要したため
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度には皮膚創傷治癒と細胞老化との関連性についてのレビューを行い、研究の方向性および解析手法の妥当性を再確認した。ヒト由来試料の収集スピードを早めるため、研究協力施設を選定中である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の進捗に直接関与する、ヒト由来試料の収集スピードが当初予定していたよりも遅延していたため、次年度使用額が発生した。今後は、ヒト由来試料の収集をより効率的に行うため、研究協力施設からの試料収集も行っていく予定である。ヒト由来試料が必要数収集し次第、速やかに研究を推進する。
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