研究課題
若手研究
本研究では、65歳以上の地域在住高齢者を対象に、通いの場で実施される口腔運動プログラムが口腔機能の維持に効果をもち、それが全身機能の維持にもつながるという仮説のもと、通いの場への参加が口腔機能に及ぼす影響、ならびにその場での口腔運動プログラムが口腔機能や認知機能、運動機能といった全身の機能に与える介入効果を検討した。その結果、口腔機能訓練の支援は、高齢者の口腔機能の維持・改善に有効であり、加えて保健行動の向上にもつながることが明らかとなった。
高齢者歯科学
本成果は、地域密着型の歯科保健活動が高齢者の口腔機能の維持・改善に寄与する重要な役割を担っていることを示しており、行政と歯科専門職との協働による介入が効果的であることを裏付けるものとなった。今後は、フレイル予防や介護予防の視点からも、地域包括ケアシステムにおける口腔機能への働きかけの重要性が一層高まると考えられる。