研究課題
Hemifacial microsomia (HFM)は第1第2鰓弓に由来する器官の形成不全により様々な程度の顔面非対称を呈する先天性疾患である。HFM患者及び顎変形症患者の形態学的な解析は過去に多数報告されているが、疾患の希少性によりその報告の多くは少数例を解析したものでありHFM患者に共通した顎顔面の形態学的特徴の詳細は未だに明らかとなっていない。本研究では、2005年から2019年の15年間に当科受診となったHFM患者の頭部X線規格写真、CT画像を分析し、さらに同時期に行った顎機能検査との相関関係を調べ、HFMの形態異常が顎機能に及ぼす影響も明らかにすることで、HFM患者に共通した顎顔面形態及び顎機能の特徴を明らかにする。最終的にはHFMの新たな診断基準を確立し、臨床応用することを目的とする。現在正面頭部X線写真とCT画像で共通する計測項目を模索しているが、まだHFMの特徴を反映する計測項目は確立できていない。
3: やや遅れている
現在正面頭部X線規格写真とCT画像で最もHFMの形態的特徴を反映する計測項目ついての検討をおこなっているが、まだ十分な解析ができていない。
正面頭部X線規格写真とCT画像で最もHFMの形態的特徴を反映する計測項目を特定し、額機能検査の結果との相関関係を明らかにする。
論文作成にあたり追加の研究が必要となったため。
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Cancer Medicine
巻: 13.5 ページ: e6985