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2024 年度 実績報告書

細胞外圧環境を融合した新規リプログラミング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K16178
研究機関東京科学大学

研究代表者

杉本 明日菜  東京科学大学, 東京科学大学病院, 助教 (80823830)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
キーワード細胞外圧 / 線維芽細胞 / 間葉系幹細胞 / 圧受容体
研究実績の概要

近年,線維芽細胞にリプログラミング因子を導入することで,多能性幹細胞を経ずに,目的の細胞に直接分化誘導する技術である「ダイレクトリプログラミング」技術が開発され,基礎研究,創薬,さらには再生医療において,新たな潮流として注目されている。本研究は,細胞外圧負荷による細胞の分化誘導技術とダイレクトリプログラミングの技術を融合させることで,新たな分化誘導法の開発を目指すものである。
これまで,骨の形成,維持に重要な細胞外圧環境に注目し,先行する研究において,細胞外圧負荷により間葉系幹細胞の骨芽細胞系細胞への分化を促進する分子メカニズムの解明を行ってきた。このメカニズムには,細胞の圧受容体との関連が深く,とくに侵害刺激に対する受容体であるPIEZO1を中心に解析を進めてきた。
本研究期間においては,細胞外圧環境がダイレクトリプログラミングに果たす役割についての解析をすすめるため、骨髄由来間葉系幹細胞を用いて、PIEZO1によるCa流入やERKのリン酸化についてより詳細な分子メカニズムの解析を進めた。その結果、PIEZO1活性化時のERKリン酸化には、細胞外Caの流入が重要であることが明らかとなった。さらにPIEZO1によるCa流入およびERKのリン酸化にはPIEZO1のR-Ras結合領域が機能していることが示唆された。これらの研究成果は、PIEZO1の分子機構を応用した分化誘導法の開発の基盤となりうると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] PIEZO1を介した骨髄由来間葉系幹細胞の骨芽細胞分化促進におけるR-Ras結合領域の役割解明2024

    • 著者名/発表者名
      杉本明日菜、Muhammad Dhiaulfikri Nauval Hadiana、岩田こころ、黒厚子璃佳、中島結美子、田中眞実、岩本 勉
    • 学会等名
      第47回日本分子生物学会年会

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公開日: 2025-12-26  

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