• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

NDBオープンデータを用いた医師偏在対策の新しい評価法の確立:精神科領域を例として

研究課題

研究課題/領域番号 23K16278
研究機関千葉大学

研究代表者

吉村 健佑  千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (60801735)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードレセプト情報等データベース / NDB / 向精神薬 / 医師偏在対策 / 精神科医
研究実績の概要

研究実績として、以下を行った。
【学会発表】
①日本精神神経学会発表(2023年6月)レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)オープンデータを用いた電気痙攣療法の臨床疫学(共同演者)②日本精神神経学会発表(2023年6月)精神科医の偏在対策は必要か?:現状と将来への影響 医師偏在対策の現状とその対応策 専門医制度・シーリングから考える(シンポジウム登壇)③日本社会精神医学会(2024年3月)地域枠制度における 「精神科医」の扱いと現状④日本社会精神医学会(2024年3月)NDBオープンデータを使用した 妊娠可能女性に対するバルプロ酸処方の経時変化
【論文】
①Chiba Medical J. 100E:13-19, 2024:A 7-Year Longitudinal Survey of Valproate Prescription in Women of Childbearing Age in Japan Using a Publicly Available National Insurance Claims Database Japan.
以上、学会発表4回、論文1の実績となる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に沿ってレセプトデータの分析を進め、学会発表4回、論文1を行った。
成果にもつながり順調と考える。
また精神科医の偏在状況については日本精神神経学会と連携しており、今年度中にデータ分析を実施予定である。

今後の研究の推進方策

研究計画に沿いを実施予定である。
2024年度1)新たに公開されるNDBオープンデータ(2021・2022年度:2ヵ年分)を活用して、精神科診療の提供状況を追加解析する。この際、コロナ禍において精神科外来の受診控えがあった点も考慮して結果を調整する。
2)精神科医師の配置状況と実際に提供された医療内容の関連を分析し、医師の偏在対策がその目的を果たしているかを評価する。
2025年度1)精神科以外の基本領域(18診療科)について、精神科同様に各診療科特有の診療行為・加算項目、処方薬剤などについて分析すべきリストを作成し、各診療科の医師数の詳細を入手する方法を整理し、その後の研究に発展させる。

次年度使用額が生じた理由

次年度に購入する物品費として、データ分析用の端末の追加購入と関係する書籍などの費用を予定している。また、人件費として、追加データ分析の作業謝金など予定している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] A 7-Year Longitudinal Survey of Valproate Prescription in Women of Childbearing Age in Japan Using a Publicly Available National Insurance Claims Database Japan.2024

    • 著者名/発表者名
      Ryuji Suzuka , Daisuke Sato , Tasuku Hashimoto , Kensuke Yoshimura
    • 雑誌名

      Chiba Medical J.

      巻: 100 ページ: 13-19

    • DOI

      10.20776/S03035476-100E-2-P13

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)オープンデータを用いた電気痙攣療法の臨床疫学2024

    • 著者名/発表者名
      雨宮 大晟, 早川 達郎, 近藤 忠之, 柳内 秀勝, 吉村 健佑, 酒匂 赤人
    • 学会等名
      日本精神神経学会学術総会
  • [学会発表] 精神科医の偏在対策は必要か?:現状と将来への影響 医師偏在対策の現状とその対応策 専門医制度・シーリングから考える2024

    • 著者名/発表者名
      吉村 健佑
    • 学会等名
      日本精神神経学会学術総会
    • 招待講演
  • [学会発表] NDBオープンデータを使用した 妊娠可能女性に対するバルプロ酸処方の経時変化2024

    • 著者名/発表者名
      鈴鹿 竜司, 佐藤 大介, 橋本 佐, 吉村 健佑
    • 学会等名
      第42回 日本社会精神医学会 2024年3月15日
  • [学会発表] 地域枠制度における 「精神科医」の扱いと現状2024

    • 著者名/発表者名
      吉村健佑, 堀越早織, 齊藤景子, 鈴鹿竜司
    • 学会等名
      第42回 日本社会精神医学会 2024年3月15日

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi