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2023 年度 実施状況報告書

新型コロナウイルス感染症の長期的健康影響の解明:前向きコホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K16347
研究機関北海道大学

研究代表者

木村 尚史  北海道大学, 医学研究院, 助教 (20775613)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード新型コロナウイルス感染症 / COVID-19 / コホート研究
研究実績の概要

【研究の目的】
本研究は2021年度に応募者が実施した新型コロナウイルス感染症からの回復者と、感染した記録のない一般住民から性年齢階層別にランダムで抽出した非感染者を対象とした新型コロナウイルス感染症の罹患後症状に関する大規模な横断研究を基礎としている。
本研究では、新型コロナウイルス感染症罹患後の新規疾患の発症の実態を調査し、糖尿病やがん、循環器疾患などの新規発症が増えるか、また新型コロナウイルス感染症感染時の感染株、重症度や罹患後症状が発症のリスク因子となるのかを分析することで、新型コロナウイルス感染症の長期的な健康影響を明らかにすることを目的としている。
【今年度の実績】
2023年度は、2021年度に実施したweb調査の回答者(7,969人)と2022年度に実施したweb調査の回答者(2,413人)に対し、2024年2月よりWEBアンケート調査を実施した。主な調査項目はがん・循環器疾患・糖尿病など新たに発症した疾患の種類とした。副次的な調査項目として新型コロナウイルス感染症の感染状況、ワクチン接種歴、各種罹患後症状の有無と継続期間、主観的健康感、抑うつ、QOL、PTSD、慢性疲労症候群に関するスケールを用いた。また社会経済的要因として教育歴、主観的経済状況、世帯収入、職業などを調査項目とした。
その結果3,390人から回答を得た(回答率:32.7%、2024年3月31日時点)。本年度分の回答データおよび2021年度、2022年度に収集したデータを結合し、解析用データベースを作成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は10,382人に対し調査を実施し3,390人から回答があった(回答率32.7%)。2021年度、2022年度に実施した調査のデータと結合し、解析用データベースを作成した。

今後の研究の推進方策

今後は、作成した解析用データベースを用い、解析を開始する。また、2024年度、2025年度にさらなる追跡調査を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

物品購入にあたり当初想定していた金額も安価に購入できたため次年度使用額が生じた。
2024年度については、本使用額を含め、学会発表にかかる旅費及び論文投稿費用に充当する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 新型コロナウイルス感染症罹患後の健康影響 -札幌市在住小児対象調査-2023

    • 著者名/発表者名
      木村尚史, 春原怜史, 堀幸, 細澤麻里子, 西條政幸, 磯博康, 玉腰暁子
    • 学会等名
      第82回日本公衆衛生学会総会

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公開日: 2024-12-25  

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