研究課題/領域番号 |
23K16399
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研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
小川 明佳 和洋女子大学, 看護学部, 助教 (70742427)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 看護職 / ジョブ・ローテーション / 配置転換 / 病院勤務 |
研究実績の概要 |
本研究は国内の病院に勤務する看護職のジョブ・ローテーションに関する関連要因を明らかにすることである。2023年度は初年度であることから、文献検討を行い、学会発表を行った。 学会発表は、2023年3月に「Research Trends and Issues in Job Rotation in Nursing: A literature review」をThe 26th East Asian Forum of Nursing Scholars Conferenceで発表した。文献検討の結果、ジョブローテーションと職務満足度、組織コミットメント、ジョブコミットメント、職業関与、心理的エンパワーメントなどの心理的アウトカムとの正の関連を示したことが明らかになった。このことは、今後の調査において変数を検討する上で有用であった。 また、国内の新人看護職の動向を知るために、2022年12月に日本看護科学学会学術集会で「病院に勤務する新人看護職のローテーション研修に関する文献検討」の発表を行った結果を現在論文投稿し、結果待ちの状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献検討を実施して量的調査の変数の検討までは行えたが、学会発表と論文投稿までで初年度が終わり、研究計画の実施までは至らなかったため、やや遅れているとした。
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今後の研究の推進方策 |
現在「病院に勤務する新人看護職のローテーション研修に関する文献検討」について論文投稿し、結果待ちの状況であるため、公表できるよう進める。 2024年度に調査ができるよう所属機関の倫理審査を受審し、調査を進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該助成金が生じた状況は、今年度は文献検討のみであり、調査研究を実施しなかったため。 翌年度分として請求した助成金と合わせた使用計画は、2024年度は調査研究を実施するため、物品費や人件費などの使用を予定している。
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