研究課題/領域番号 |
23K16435
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 さとみ 九州大学, 医学研究院, 助教 (50909299)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | Physical Activity / Sedentary Behaviour / Light Physical Activity / Questionnaire / Accelerometer / 消化器がん |
研究実績の概要 |
令和5年度は,倫理審査委員会の承認後,大腸がん手術を受ける患者24名を対象として術前,術後3ヶ月, 6ヶ月における身体活動量について,自記式質問紙(改訂版 SQUASH)による主観的評価と加速計内蔵型活動量計アクチグラフによる客観的評価を縦断的に行った。また, BIA法による体組成分析装置Inbodyによる骨格筋量および握力, QOL(自記式質問紙 European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire Core 30)の評価も併せて実施した。 現在, 測定データの分析を行っており,今後は分析結果を学会で発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
手術までの期間が短く, 術前の対象者への依頼が難しい場合があるが,術後の脱落は少なく, 概ね予定通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は, 対象者数を増やして調査を実施し, 測定データの分析後,活動量をモニタリングするための介入プログラムを作成, アクティブトラッカーを用いたパイロットスタディを行う予定である。介入前後の身体活動量の主観的・客観的評価は自記式質問紙改訂版The Short Questionnaire to Assess Health Enhancing Physical Activity(改訂版SQUASH), 加速計内蔵型活動量計アクチグラフで行う。身体活動量の介入は, 軽強度以上の活動支援に焦点をあてて, ウェアラブルデバイスは,座位時間の軽減のためにテキストメッセージを活用できるものを選定する。 分析結果については, 学会発表や英文雑誌への論文投稿を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度にパイロットスタディを予定しており,アクテビティトラッカーは次年度での購入を予定している。また, 次年度は国際学会での発表も行う予定である。
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