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2023 年度 実施状況報告書

ADHDを持つ子どもとその親向けのマインドフルネスプログラムの日本語版開発と効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 23K16453
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

戸部 浩美  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (60823143)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードマインドフルネス / ADHD / 発達障害
研究実績の概要

本研究の目的は、発達障害(ADHD/ASD)をもつ子どもとその親を対象にした、マインドフルネスプログラムを開発し、それを同対象の子どもと親に提供し、その効果を検証することである。2023年度に実施した実績の概要は以下のとおりである。①本プログラムの開発者スーザン・ボーゲルズ氏の許可を得て、本プログラムのファシリテータ向け資料、親向け資料、子ども向け資料を和訳し、発達障害の専門家、発達障害をもつ子どもの支援者、発達障害の子どもをもつ親、およびマインドフルネス専門家に内容の確認を依頼し、分かりにくいところや実施する上で対象者の特性や日本人の特性にそぐわないことなどを指摘いただき、修正を行った。②ボーゲルズ氏、ならびにジョージ・ランゲンバーグ氏を日本に招聘し、ファシリテーター養成の条件となっている、5日間のマインドフルネス・リトリート(通常の生活から離れて瞑想を行うこと)を企画・運営した。精神科医、心理士、発達障害児支援者、子育て支援者、研究者などが参加し、今後の研究についても意見をもらい、示唆を得た。リトリート参加者の経験を明らかにすることを目的にインタビューを実施しており、質的記述的分析を行い、論文を執筆中である。③発達障害をもつ子どもや親の支援に従事する人々への啓もう活動を積極的に行い、次年度予定しているリクルートの準備を行った。④研究計画の詳細を検討し、研究代表者が所属する倫理委員会に申請を行った。現在、承認待ちである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナの状況が改善し、ボーゲルズ氏を日本に招聘することができた。

今後の研究の推進方策

2024年度は予定通り、倫理承認後、リクルートを行うのと並行してパイロットスタディを実施し、それを基に内容等を調整し、本プログラムによる前後比較研究を実施する予定である。また、ファシリテーター養成も行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

2023年度にボーゲルズ氏とランゲンバーグ氏を招聘の2名を招聘することになり、その費用が計画時よりも増え、それ以外の計画実施に不足が生じると予想したため、2024年度分から前倒し請求を行った。しかし、2023年度はそれ以上大きな支出がなかったため、次年度使用額が生じた。次年度は計画通り、介入研究を開始し、それに必要な資料作成や、交通費、謝金の支払いに使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] University of Amsterdam(オランダ)

    • 国名
      オランダ
    • 外国機関名
      University of Amsterdam
  • [学会発表] Community-Based Participatory Research in Enhancing Resilience of Childrearing Families in Japan2023

    • 著者名/発表者名
      Hiromi Tobe
    • 学会等名
      International Family Nursing Conference 2023 (Ireland)
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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