研究課題/領域番号 |
23K16474
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
西名 諒平 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (70770577)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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キーワード | きょうだい / 支援 / 一時預かり / グラウンデッド・セオリー・アプローチ |
研究実績の概要 |
本研究では、入院している子どものきょうだいへの支援を検討するために、本邦における主要な支援方法のひとつである、入院児と面会することができないきょうだいの「一時預かりの場」でのフィールドワークを行う。「一時預かりの場」における観察とインタビューによって、「一時預かりの場」できょうだいとかかわる支援者(看護師、保育士、Child Life Specialist等)や両親が、きょうだいにどのように関わり、その結果きょうだいにどのような影響が生じているのかを明らかにする。 2023年度は、調査協力依頼候補施設の調整、情報収集を行い、データ収集開始に向けて検討した。きょうだいの一時預かり支援は、新型コロナウィルス感染症等の影響により、一時はきょうだいの施設内への立ち入り自体が制限されていたが、人数や時間を限っての実施など、段階的に再開されている状況を確認した。2024年度からは、外部のボランティア等の受け入れも再開される予定となり、研究者の立ち合いも可能となることを待ってフィールドワークの開始を計画している。 また、本研究の前段階として行った、小児集中治療室入院児と面会するきょうだいへの支援を検討した研究結果について、公開済の論文をもとに、引用データを追加、考察等を加筆し、書籍として刊行した。当該書籍の研究は、現在進行している研究と同様の方法で行っており、研究方法についても書籍内で解説した。本研究活動において、研究に関する説明や意義を伝えるうえで活用したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
きょうだいの一時預かりが、新型コロナウィルス感染症等の影響による制限から、徐々に再開され始めた状況にあり、従前の支援状況には至っていないこと。 また、一時預かりの場への、外部からの参加には慎重な対応を要したため、2023年度はフィールドワークの開始に向けた調整に留まった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度より、ボランティアの受け入れ等も再開され、本格的に一時預かり支援の活動が再開する見込みである。研究者の立ち合いが可能となるのを待ち、一時預かりの場におけるきょうだいと支援者のかかわりに関する観察と、そこできょうだいに関わっていた支援者へのインタビュー調査を開始する。
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