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2023 年度 実施状況報告書

運動器疾患患者の運動継続を促す行動変容技法の特定と臨床アウトカムに与える効果

研究課題

研究課題/領域番号 23K16623
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

有家 尚志  国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 助教 (90847534)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード運動器疾患 / 運動継続 / 行動変容 / 臨床アウトカム / Core outcome sets
研究実績の概要

令和5年度は、2つの計画を進めた。まず1つ目は、行動変容技法の効果を検証したレビューである。研究計画を策定するために、行動変容技法の用語を規定した研究を引用しているレビュー論文を中心に、運動実施率への影響を調査した研究の確認を進めた。レビューに必要な検索戦略および運動実施率の評価方法のバリエーションを確認できた。しかし、必要なデータ抽出システムの利用および研究機材の納品が遅れたため、本年度は研究計画作成段階に留まった。次年度は研究計画を確定し、当初の予定であるレビュー研究を進める。
2つ目に、令和6年度に実施予定であった運動器疾患における重要なアウトカム(コアアウトカムセット)の整理である。前述の通り、1つ目の計画に中断期間があったため、研究計画の作成を前倒しで進めた。コアアウトカムセットに関する研究を収載する国際的なデータベースにアクセスして、実際の検索手順や検索フィルターなど適用範囲を確認した。またデータセットの確認、ラベリングとして使用されている専門用語の理解、整理等を進めたことで、包括的に研究データを収集する計画ができた。次年度は、実際にデータベースより抽出し、運動器疾患におけるコアアウトカムセットの開発状況をまとめる。この段階の知見については、総説論文を作成し投稿した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

令和5年度に予定した研究内容については、研究に必要なシステムおよび備品の納品が遅れ、当初予定していた範囲の計画を進めることができなかった。一方で令和6年度実施予定の研究内容を前倒しで行えたため、総合的には順調に進めることができている。

今後の研究の推進方策

おおむね順調に進んでおり、令和6年度の計画を前倒しで進めることができた期間について、令和5年度の計画の遅れを充当して進める。

次年度使用額が生じた理由

研究計画を一部変更したことで、データ入力補助等の人件費・謝金および学会発表のための旅費が発生しなかったため。次年度に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 腰部・下肢の疾患特異的な質問紙票の代表例2024

    • 著者名/発表者名
      有家 尚志
    • 雑誌名

      徒手理学療法

      巻: 24 ページ: 19~25

    • DOI

      10.32166/jmpt.24.1_19

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2024-12-25  

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