研究課題/領域番号 |
23K16675
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研究機関 | 国際武道大学 |
研究代表者 |
川合 英介 国際武道大学, 体育学部, 助教 (10847924)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 水球 / 巻き足 / 圧力分布分析 / 動作分析 / 流体力 |
研究実績の概要 |
本研究プロジェクトは,水球競技の試合中に用いられる様々な姿勢での巻き足(立ち泳ぎ)について,技術レベルを基にしたグループ間比較から,技術向上のための知見(実践的示唆・指導観点)を得ることを目的としている.2023年度は,垂直姿勢での巻き足を対象に,計測システムの最終調整および実際のデータの収集・分析を行った. 過去の研究で蓄積してきたノウハウもあり,予備実験における計測システムの最終調整(すなわち,水中モーションキャプチャカメラを用いた3次元動作分析と圧力センサを用いた圧力分布分析の併用)は,スムーズに実施できた.そして,その後の本実験では,大学男子水球選手を対象に,22名のデータを収集できた.分析は,まだ全て完了していないものの,技術レベルが高い(すなわち,大きな推進力を発揮している)選手ほど,足背側にかかる圧力を低下させてかつ,足底側にかかる圧力を上昇させ,より大きな足部の圧力差を生み出しているようであった.我々の先行研究において,巻き足の推進力発揮には,足背側の圧力低下が大きな役割を果たしていることが確認されている.技術レベルが高い選手は,それに加えて,足底側の圧力を上昇させている可能性があることは非常に興味深い.今後は,残っているデータの分析(主に動作分析におけるキネマティックデータ:足部の速度,迎角,流入角など)を進め,結果をまとめていくと共に,他の姿勢における巻き足(水平姿勢[仰臥位・伏臥位]および投球姿勢)のデータ収集も行っていく.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
まだ全てのデータの分析は完了していないものの,当初計画していた通りに,垂直姿勢の巻き足に関する実験を完了することができた.
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今後の研究の推進方策 |
今後は,残っているデータの分析を進め,結果をまとめていく.得られた研究の成果は,国内の関連学会で発表する他,国際誌への論文投稿を予定している.また,他の姿勢における巻き足(水平姿勢[仰臥位・伏臥位]および投球姿勢)のデータ収集も進めていく.
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は,実験における消耗品の消費が少なく,追加購入をしなかったため(既に所有していた量で対応できたため),次年度使用額が生じた.繰越金は,次年度の物品費等に充当する予定である.
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