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2023 年度 実施状況報告書

部品からの再構成を通したUML学習支援

研究課題

研究課題/領域番号 23K17019
研究機関弓削商船高等専門学校

研究代表者

榎本 浩義  弓削商船高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (70964394)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードUML / 部品からの再構成
研究実績の概要

複雑化したシステムをわかりやすく記述する統一モデリング言語(UML)は,システム設計を学ぶ上で必須の知識と考えられるが,プログラミングを初めとして様々な知識が必要となるため,初学者の教育は難しいとされる.本研究では,あらかじめ用意した完成形のUMLを分解して部品にし,それらの部品から元のUMLを再構成することを通して,UMLの作成プロセスを支援する学習支援システムを開発し,教育現場で実践的に利用して学習効果を評価する.UMLの典型的な学び方は,見本を提示して理解させ,同様のものを作ってみさせることだが,UMLの読み取りは簡単ではない.本研究で開発するシステムは,教授者があらかじめ用意した見本のUMLを分解したものを学習者に再構成させることにより,UMLがもつ構造を可視化・操作可能化してUMLの読み取りを支援するとともに,見本のUMLと作成したUMLの比較による即時的な診断・フィードバックを実現し,UMLの作成を総合的に支援する.研究実施計画としては,(i)UMLの再構成を明示的・操作的に行える学習環境の設計・開発,(ii)この課題を取り込んだ授業設計,(iii)授業における実践と評価,(iv)各教育現場での実践,を行い,本研究課題の成果であるシステムの教育効果を示していく.まず(i)では,開発済みシステムの拡張の開発を実施し,UMLの再構成が行えるシステムとしていくが,本年度においてはシステムで行える演習内容についての研究報告を行い,システム開発を進める準備のひとつができている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の予定としていた,開発済みシステムの拡張の開発を進めることができていないため,やや遅れていると判断しているが,システム化の前に,UMLの再構成が学習者にとって実施可能かの検証を進めているためなので,今後の研究進捗に差し支えはない見込みである.

今後の研究の推進方策

UML再構成が学習者にとって実施可能の見込みが立てた後,開発済みシステムの拡張の開発を実施し,研究システムの開発を進める.

次年度使用額が生じた理由

今年度は研究を進捗できない理由が生じていたが,来年度はそれが解消し,研究が進捗できる状況となったため.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 部品からの再構成を通したUML学習支援2023

    • 著者名/発表者名
      榎本 浩義, 前田 一誠, 平嶋 宗
    • 学会等名
      教育システム情報学会第48回全国大会

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公開日: 2024-12-25  

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