研究課題/領域番号 |
23K17276
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
中村 誠一 公立小松大学, サステイナブルシステム科学研究科, 特別招聘教授 (10261249)
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研究分担者 |
森島 邦博 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (30377915)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究の概要 |
中米・ホンジュラス・マヤ遺跡・世界遺産コパンにおいて、宇宙線の一種であるミューオンにより構造物を非破壊探査する。石灰岩製単層構造のエジプト・ピラミッドとは異なり、凝灰岩製複層構造のコパンでは環境放射線を発生する。そのため、バックグラウンドを抑え、精度を上げる必要がある。そのための検出技術の向上と、現地での三次元精密計測をあわせて、構造把握の精度向上に挑戦する。
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学術的意義、期待される成果 |
ミューオン透視法による非破壊調査法がコパンのような環境放射能を持つ重層的石造構造物にも適用されるということであれば、従来の破壊的調査から非破壊的調査への方法的変革がなされるという点で、本研究は挑戦的研究としての意義が高い。これまでの体系や方向性とは異なる研究が計画されており、考古学での応用に関する方法論の洗練化と技術的な精度向上だけでなく、大きな文化・社会的なインパクトも期待される。
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