研究課題
挑戦的研究(開拓)
肢体不自由と知的障害のある重度心身障害者(児)の欲求について、これまでは慣れた支援者が場所や時間等の背景情報から推測・代行するという実践が多かったが、本研究では、生理反応測定措置から本人に固有のパターンを認識し、深層学習を用いて背景情報等から欲求/意図を2~5語程度に自動的に推測するという「機械がヒトに合わせる」システムを開発する。
応募者は、既にコミュニケーション支援機器の開発で特許を得ている。この「欲求推測システム」は、「支援技術がヒトに合わせるアプローチ」の開発と実用化の点で、開拓的な挑戦性を有する。これは、重度心身障害者(児)だけでなく、同じような困難をかかえる高齢者や場面緘黙児、通常のクラスの児童生徒に対する非侵襲性のツールとしての可能性を秘めている。