研究課題
挑戦的研究(開拓)
人工物質によって生体機能に迫る機能物質を作り出す新概念として「高分子形状編集化学」を打ち出し、高分子形状再編成法による光解体・再生式網目状物質の創製と力学物性自在制御、および、高分子形状淘汰・最適化法による人類未踏のオリンピックゴムの創出を達成することを目標とする。また、高分子形状編集化学の将来的な応用を見据えて、資源循環性に優れる三次元積層造形法の開拓を目指す。
従来型の物質設計の方法論とは一線を画する「高分子形状編集化学」の構築を目指して生体機能の本質に迫ろうという挑戦的な研究である。高分子の幾何学的形状を自在に制御することで所望の物性を得ること、並びにこの技術を用いて創製した高分子を三次元積層造形法により形状付与し、応用展開を図ろうとする提案で、挑戦的研究としての意義は高く、学術的・産業界への貢献も大きい。