研究課題/領域番号 |
23K17367
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分35:高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中野谷 一 九州大学, 工学研究院, 准教授 (90633412)
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研究分担者 |
儘田 正史 京都大学, 理学研究科, 准教授 (60625854)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究の概要 |
本研究は、多重非局在電荷共鳴の原理に基づいた分子設計により、従来のエネルギーギャップ則を超えた発光量子収率を達成するNIR発光色素群を創生し、それに基づき高性能なNIR-OLEDを開発することを目的とする独創的且つ挑戦的な研究である。提案する分子の設計指針は説得力があり、非局在電荷共鳴機構の有効性については予備実験により確認されている。新規NIR-OLEDの材料開発から社会実装までを視野に入れた挑戦的な研究である。
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学術的意義、期待される成果 |
本研究は、多重非局在電荷共鳴機構を提案し、それに基づくNIR発光色素の合成と評価を進めることで新しい学理構築を目指すもので、学術的意義が高い。高効率NIR-OLEDが実現すれば、将来的により広い学術、科学技術、産業など、幅広い意味で社会に与えるインパクト・貢献の可能性が期待できる。未開発の高効率NIR-OLEDが社会実装できればその波及効果は大きいと期待できる。
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