研究課題/領域番号 |
23K17378
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
天知 誠吾 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (80323393)
|
研究分担者 |
宇佐見 俊行 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (50334173)
門馬 法明 公益財団法人園芸植物育種研究所, その他部局等, 科長 (80469626)
|
研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
|
研究の概要 |
近年、安全かつ環境にやさしい土壌還元消毒(ASD)が注目されているが、ASDの消毒因子は未だ不明で、低温下での効果やコスト高が課題となっている。本研究は、ASD処理中に優占する嫌気性細菌(E801株)に着目し、本菌が生産する中鎖脂肪酸(カプロン酸)の効果を検証する。具体的には、E801株を用いてカプロン酸を発酵生産し、その施用により低温下でも低コストに土壌消毒が可能か検討する。
|
学術的意義、期待される成果 |
本研究は、土壌還元消毒の効果について、特定の微生物が産生するカプロン酸にあるという発見に基づき、これらのメカニズムを活用した新規の土壌消毒技術の確立という挑戦性が極めて高いテーマである。低温下においても低コストで土壌消毒が可能な技術が確立されれば、日本だけでなく、世界規模に普及可能な技術となり、科学技術・産業・経済に大きな影響を与えることが期待される。
|