研究課題
挑戦的研究(開拓)
核膜構成分子の劣化・変性により生じる「核膜ストレス」は近年報告され注目され始めた研究分野である。また核膜ストレスは、病態(核膜病)との関連も示唆されている。本研究は、応募者が明らかにした小胞体膜貫通型転写因子OASISとその複合体(aFINE)に着目し、構造・シグナル伝達・生理機能解析を通じ、核膜ストレスの分子基盤確立に迫るものである。
応募者は、「核膜ストレス」に関し、先端的な研究成果があり、その成果を基に計画された本研究の遂行は、新たな研究概念創出に加え、核膜ストレスが関与する疾患(核膜病)の原因の一端の解明に資することが大いに期待される。また、研究方法に関しての記載は具体的でかつ緻密に計画されており、実現可能性が高い。