研究課題
挑戦的研究(開拓)
応募者らが開発した細菌叢解析技術とオルガノイド技術を融合させた、腸管内のホメオスタシスや病態を評価できる腸管上皮細胞と細菌の共培養システムをさらに発展させて、長時間安定培養系を創出すること、さらにその系で腸内細菌同士の相互作用の変動を定量的に解析し、その変動の動態を説明しうる数理モデルを構築する研究である。
宿主細胞と細菌群との長期間共培養系の確立は挑戦的な取り組みであり、それが達成されればオルガノイドによって得られる腸管上皮細胞と腸内細菌群の相互作用を分子レベルで詳細に解析することが可能になる。それは動物実験に代わる新たな非臨床的な評価系となり創薬事業にも画期的なプラットフォームとなる。