研究課題
挑戦的研究(開拓)
口腔内細菌が難治性膵疾患の新規成因として「口膵連関」という新しい概念を創出し解明することを目的とする。その手段として①口腔内細菌が膵に定着する移動ルートと膵環境の同定、②病原となる口腔内細菌の同定、③膵に定着した細菌が膵疾患を起こすメカニズムの解明、を課題として実験を組み立てて研究を遂行する。
「口膵連関」が果たして存在するのか、存在の証明がなされるのであれば非常に興味深く、学術的に新規な臓器連関の発見となり得る。また発展性が期待され、動物モデルだけでなくヒトでも「口膵連関」の存在が証明されれば、ヒトにおける膵臓がんなどの難治性膵疾患の早期診断や予防に有益な情報をもたらすことが期待できる。