研究課題
挑戦的研究(開拓)
応募者がこれまで研究してきた2型自然リンパ球ILC2がIL-13を介して糖の放出を抑制しているという研究結果を踏まえて、肝臓におけるILC2細胞の役割をシングルセル解析によるクラスター分類、一細胞間相互作用解析、空間的トランスクリプトーム解析などで多角的に検討、最終的には新規糖尿病創薬を目指す研究である。
免疫-代謝連関の制御メカニズムに着目、マウスとヒトで最先端の手法を融合的に組み合わせ、具体的に研究計画を練っていることは高く評価できる。特に、肝臓の空間的・解剖学的特性に注目した点は、独創性が高い。本研究の成果によって、糖尿病の新たな病態制御法、創薬基盤の開発が期待できる。