研究課題/領域番号 |
23K17469
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 |
研究代表者 |
大久保 佑亮 国立医薬品食品衛生研究所, 毒性部, 主任研究官 (80596247)
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研究分担者 |
太田 裕貴 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30528435)
栃内 亮太 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (90833997)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2027-03-31
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研究の概要 |
本研究は、(1)動物試験の削減・廃止、(2)熟練の毒性研究者の定年退職、といった危機に直面する毒性試験について、その伝統を継承しつつ最新の科学技術導入により暗黙知を形式知に移行させ、デジタル化による毒性評価技術の発展的継承を目指す点が高く評価できる。バイタルサイン測定デバイスを開発するとともに、機械学習を用いた毒性評価技術を導入して毒性評価技術を刷新することで、新たな毒性学の基盤創出が期待される。
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学術的意義、期待される成果 |
本研究は、動物を用いた毒性評価の危機を新たな機会と捉え、新しい毒性学の基盤創出を狙う点に学術的意義がある。そのためには第1に、独自に開発するウェアラブルデバイスの成否が決定的に重要になる。動物にできるだけ苦痛を与えず簡便に毒性評価を目指す点は、魅力的だ。機器の極小化や体動ノイズの除去法などテクニカルな面で挑戦可能性がある。第2に、開発したデバイスを用いた毒性評価の妥当性の検証が決定的に重要である。
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