2023 年度審査結果の所見

液々界面細胞培養技術のサステイナブル化と医療応用の探求

研究課題

研究課題/領域番号	23K17481
研究種目	挑戦的研究(開拓)
配分区分	基金
審査区分	中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関	国立研究開発法人物質・材料研究機構
研究代表者	中西淳国立研究開発法人物質・材料研究機構, 高分子・バイオ材料研究センター, グループリーダー (60360608)
研究分担者	山本翔太国立研究開発法人物質・材料研究機構, 高分子・バイオ材料研究センター, 研究員 (10785075)
研究期間 (年度)	2023-06-30 – 2026-03-31
研究の概要	細胞培養足場として、従来の固体基材ではなく、疎水性液体との界面を用いる技術の開発を推進する研究であり、SDGsに即した新たな液体材料を探索し、液々界面培養技術のサステイナブル化を図る。また、見出された新しい液体を用いたエマルション培養技術・細胞精製技術の開拓、エマルション界面で培養した間葉系幹細胞を用いるがん治療技術の開発に取り組み、本技術の医療技術への展開を探求する。
学術的意義、期待される成果	本研究で提案している細胞培養のための足場として液体を用いる方法は、従来の発想を大きく変えるものであり、科学の発展に大きく寄与する可能性を有している。また、細胞培養技術のサステイナブル化と医療応用という点は、社会的要請も高い。本研究により、バイオ・医療産業における環境負荷軽減及び新たな細胞増産技術の発展が期待される。