研究実績の概要 |
本研究の目的は、地方自治体の活性化を目的とした、Web3の思想にもとづくサービスデザインフレームワークの構築と評価である。 本研究は、地方自治体の活性化を目的とした、Web3の思想にもとづくサービスデザインフレームワークを構築し、連携先との実践および評価を通じて、その妥当性を検証する。Web3の思想にもとづくサービスデザインフレームワークの構成要素は、サービスデザイン原則、デザインツール、デザイン手法、デザインプロセスである。 令和5年の研究計画は、「Web3の思想にもとづくサービスデザイン原則の構築 」を目的としていた。Stickdornらは、サービスデザインのための6つの原則(Human-centered, collaboration, iterative, sequential, real, holistic)を定めている。しかしながら、これらはWeb3提唱以前に提案された原則であり、その特性は反映されていない。したがって、本研究では、経営学、デザイン領域の学術論文、書籍等を収集・レビューした上でWeb3ならではのサービスデザイン原則を構築する。 令和5年の研究成果として、サービス学会にて口頭発表(徳久悟. Web3の思想にもとづくサービスデザイン原則の提案. 第12回サービス学会 国内大会. 東京, 5-7 March, 2024.)を行った。本論文では,文献調査を実施し,Web3の特徴を抽出する上で,既存のサービスデザイン原則を拡張するかたちでWeb3の思想にもとづくサービスデザイン原則を提案した。
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