今後の研究の推進方策 |
(1) マルチ位相モザイク構造を用いたスペックル除去の実現:M個の位相モザイク構造を用いて、空間光変調器の画素をM個単位でブロック化し、各ブロック内で位相モザイク構造に対応する画素をランダムに決める。つぎに、立体像を構成する集光点を位相モザイク構造に対応してM個のグループに分割する。その際に、各グループで集光点ができるだけ疎になるようにする。実験では、4個の位相モザイク構造を作製し、それぞれに異なるレーザーを対応させて、スペックル発生が抑制されることを確認する。 (2) カラー化の検討:マルチ位相モザイク構造をR, G, Bの3色に割り振ることでカラー表示が可能になる。この場合、R, G, Bのレーザーの間にコヒーレンスはないから、スペックル除去機能は維持される。(1)で作製した位相モザイク構造のうち3個を用いて、カラー表示を行う。
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