研究課題/領域番号 |
23K18899
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中野 円佳 東京大学, 男女共同参画室, 特任助教 (70982958)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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キーワード | 博士課程 / アカデミア / ライフコース / 性差 / ジェンダー / 文理 |
研究実績の概要 |
2023年度は、まず、インタビューの設計、同意書、質問項目の作成、研究協力者への説明等を行い、東京大学倫理審査専門委員会より倫理審査許可を得た。その内容に従い、研究協力者である本田由紀・東京大学大学院教育学研究科教授が2022年度に実施した調査「東大卒業生のキャリアに関する調査」にて、インタビュー調査への協力可能と回答した対象者のうち、2000年前後以降に東京大学博士課程を修了した者(満期退学含む)で複数人数の男女が確保できる研究科を選び、協力依頼を送信した。 その結果同意を得ることができたり、同時期にインタビュー対象者と同じ研究科に所属していたことが確認できたりした40名に対し、インタビューを実施した。インタビューは60~90分程度で、大学進学から修士、博士進学の理由や経緯、博士課程在籍時の研究環境、ライフイベントが研究やライフコース選択に及ぼした影響の有無などを聞き取りするもので、一部対面で、大半はオンラインで実施した。対象者の同意を得て音声を録音し、一部は既に文字起こしを行い、希望者には送付して確認を依頼した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初60名にインタビューを予定しており、その3分の2の40名には既にインタビューを終了しているので、予定通り進んでいる。文字起こしは並行して進めているため、予定よりも早く進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
以前のアンケートにおいてはインタビュー可能としながらも、協力依頼には同意を得られない対象者が一定数いるため、残り20名の候補者確保が現在課題となっている。分析を一旦進めて、特に足りない領域の対象者を後から既に回答をしてくれた対象者の紹介などで確保していく方向に切り替える予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
学会参加を一部断念したことと、インタビューの実施で年度を繰り越した分があるため、次年度に学会参加やインタビュー実施を行うことで使用したい。
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