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本研究は、「日本の校内授業研究の持続性」について問うことを軸に、校内授業研究において研究推進組織が如何に機能しているのかを実践の様相や用いられるツールに着目し明らかにすることを目的としていた。 令和6年度においては、日本国内計10校の学校訪問調査を行った。そして、そこで得られたリーダーシップやツールの用いられ方についての知見の一部を、新潟大学附属新潟小学校が主催するオンライン研修会や新潟大学附属長岡幼稚園・小学校が主催するハイブリット研修会、新潟大学教職大学院が主催するオンライン研修会、新しい国語実践研究会等において発信してきた。また、11校の授業を中核とした学校改革支援にも携わり、研究で得られた知見を活かし実践の改善に寄与した。 また、公立学校を対象とした質問紙調査から得られた結果をもとに、校内授業研究における研究推進組織と教師の学習との関係についての検討を行った。その成果を英語論文としてまとめ、校内授業研究(Lesson Study)に関する国際学会である世界授業研究学会(World Asociation of Lesson and Learning Studies)の機関紙International Journal for Lesson and Learning Studiesに投稿し採択された。さらに、2024年3月に東京大学に提出した学位論文を基にした書籍の出版準備を進めており、次年度中には出版の目途がたった。
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