研究実績の概要 |
コモンマーモセットにおける脳梗塞モデルの構築のための実験を施行。コモンマーモセットとヒト脳梗塞患者との脳傷害、神経脱落症状の比較検討において指標となるよう、脳傷害の程度や、神経再生、細胞接着因子の発現にかかわるバイオマーカー(microRNA等)の解析を行うことを目指し、その解析法の準備と探索的検討を行っている。 また、第167回名古屋市立大学医学会例会、第39回臨床神経内科研究会(名古屋市立大学脳神経内科)、第74回名古屋市立大学医学会総会(招待講演・令和五年度名古屋市立大学臨床部門医学会賞受賞)にて発表し、バイオマテリアルを用いた神経再生についての研究の総説「N-cadherinを結合した両親媒性ペプチドは,新生ニューロンの足場となる内在性の細胞の機能と構造を模倣し,傷害後脳において新生ニューロンの移動と機能回復を促進する(Amphiphilic peptide-tagged N-cadherin mimic both the function and structure of endogenous scaffold cells for neuroblasts, enhance neuronal migration in injured brain and promote sensorimotor recovery)」を作成し、NAGOYA MEDICAL JOURNALに投稿した(現在査読中)。
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