研究課題/領域番号 |
20H01321
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
柴田 大輔 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40553293)
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研究分担者 |
山田 重郎 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30323223)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 楔形文字 / アッカド語 / メソポタミア / アッシリア / 西アジア |
研究実績の概要 |
世界規模で発生したパンデミックのため、当初予定していた海外調査は断念し、代わりに国内における研究に重点を置いた。特にモノグラフの執筆、論文集の編集、ブックチャプターと学術誌論文の執筆、ワークショップの開催に従事した。その主な成果として、独文モノグラフを2021年11月に1冊、英文論文集を2021年10月に1冊、それぞれドイツのHarrassowitz社から上梓した。加えて、Oxford History of the Ancient Near Eastに前2千年紀末・前1千年紀初頭のアッシリアに関するチャプターを執筆し(2022年末ごろに出版予定)、またアメリカのJournal of Cuneiform Studies誌に前2千年紀末の年代に関する論文を投稿し、採択された(2022年夏季に公刊)。また、日本オリエント学会の2021年度大会(2021年10月31日)では、研究者協力者の西山伸一氏とアッシリア研究に関する文献学・考古学協働のワークショップ「アッシリアにおける中心と周縁の関係性」をオーガナイズした。ワークショップではオーガナイザーのほか、研究分担者の山田重郎氏、渡辺千香子氏、沼本宏俊氏、小野塚拓造氏、伊藤早苗氏、前島礼子氏、菊地咲氏、佐野克司氏が研究報告を行い、津本英利氏と長谷川修一氏がコメントした。ほかにもシュメール研究会、神話研究会などの諸研究会で口頭発表し、また『アジア人物史』(集英社)や『岩波講座世界歴史』(岩波書店)などに寄稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
パンデミックのために海外調査は進捗していない一方で、国内における研究とその成果の公開は当初の予定よりも進展した。海外の共同研究者ともzoomなどで連携をとれた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き国内に拠点をおける活動を続けながら、zoomなどで海外の共同研究者と連絡を取り合い、パンデミックの状況が好転次第、海外調査も実施する。
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