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2023 年度 実績報告書

サイエンス型産業におけるグローバルハブと連関構造に関する経済地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20H01397
配分区分補助金
研究機関法政大学

研究代表者

近藤 章夫  法政大学, 経済学部, 教授 (60425725)

研究分担者 朴 チョン玄  法政大学, 経済学部, 教授 (10317654)
外枦保 大介  九州大学, 基幹教育院, 准教授 (70581669)
與倉 豊  九州大学, 経済学研究院, 教授 (70586552)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード経済地理学 / イノベーション / 産業集積 / 空間経済 / 科学技術政策
研究実績の概要

本研究の課題は、サイエンス型産業の国内外の技術・人的連関と特定集積地におけるイノベーションの創出効果を多角的に分析することである。2023年度は、都市・産業集積におけるイノベーションの効果について現地資料や論文・記事などのサーベイを継続して進め、技術者や研究者などのハイテク人材の動向についても新聞・雑誌記事、技術レポート、企業のプレス資料や広報資料などから把握に努めた。サイエンス型産業の広がりとして、日本とアメリカ以外に、東アジアと東南アジアのハイテク産業にも視野を広げて、立地動向や産業集積の分布などについてGISなどを用いたデータ分析を進めた。計量分析については、これまで進めてきた内容を継続するとともに、サイエンス型産業に属する特定技術領域のうち、引き続き半導体回路・制御技術の領域に絞って、科学技術論文データと特許データの整理と分析を進めた。論文データでは国内ではJSTのデータベースを活用し、海外ではIEEE(全米電気・電子学会)の公刊論文データベースを使用して、著者の属性や所属機関、技術的テーマなどによって分類や整理を進めている。特許や論文のデータ構築に際しては、著者の所属機関などから所在地の地理情報を付加し、論文数の国や地域別の分布や動向などの考察を行った。計量分析を補完すべく、今年度は海外出張を精力的に行い、シンガポールやベルギーなどの研究開発コンソーシアムや関連機関などで現地調査を実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度まで十分に実施できなかった海外調査を実施することができ、計量分析を補完する質的調査を進めることができた。既存研究の整理や論点整理、定量的分析については順調に進めることができた。

今後の研究の推進方策

計量分析については、引き続き科学技術論文のデータと特許データの整理と分析を通じて、研究者や技術者の分布や移動などの考察を進める。質的調査については、国内外での研究機関や関連機関などへの現地調査を可能な限り実施する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 進化経済地理学における時間と歴史2024

    • 著者名/発表者名
      外枦保大介
    • 雑誌名

      史淵

      巻: 161 ページ: 93-112

  • [学会発表] 進化経済地理学の近年の研究動向2023

    • 著者名/発表者名
      外枦保大介
    • 学会等名
      第28回進化経済学会福井大会オータムコンファレンス
  • [図書] 地域学―地域を可視化し,地域を創る―2024

    • 著者名/発表者名
      宮町良広ほか編
    • 総ページ数
      244
    • 出版者
      古今書院
    • ISBN
      9784772253512

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公開日: 2024-12-25  

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