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2021 年度 実績報告書

画像・音声認識と料理データベースによる食事記録システム開発、及び疫学研究での応用

研究課題

研究課題/領域番号 20H01615
配分区分補助金
研究機関奈良女子大学

研究代表者

高地 リベカ  奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (60413085)

研究分担者 澤田 典絵  国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 室長 (00446551)
丸山 広達  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
石原 淳子  麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (30415509)
井上 真奈美  国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 部長 (70250248)
川崎 良  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70301067)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード食事評価 / Webシステム / 24H思い出し / モバイル型
研究実績の概要

●モバイル型で料理画像の撮影及び料理名と目安量を入力・情報収集するシステムを開発した。対象者に協力を継続してもらいやすくするために、栄養計算結果と摂取量の推移を画面上で確認できる仕様を追加した。●二重標識水及び生体指標を用いた妥当性研究を実施し、28名から協力を得た。エネルギー消費量の他に、24時間尿中ナトリウム、カリウム、ナトリウム・カリウム比を当該システムから得た摂取量情報と比較した。秤量食事記録と比較した場合の相関と同様の値が観察された。当該対象者においてシステムの使用感や所要時間についてアンケートを実施したところ、40・50歳代は30~40分で回答できたものの、60歳代以上では60分程度かかることがわかった。また、75%はシステム操作がやや難しい・難しいと回答したものの、今後の利用について利用しても良い、利用したいと積極的な回答をした者が85%にのぼった。また、約75%以上の者は入力したい料理データが概ね選択肢に含まれており、90%以上の者は自分の食べた量を概ね正しく入力できたと回答した。料理データベースは概ね十分に食事状況を登録できる種類が網羅されていることが推察された。●6日間の秤量食事記録との比較による妥当性研究を実施し、39名が調査を完了した。●大規模コホート研究の一部対象者において調査を開始した。スマートフォンの機種によって操作性にかなりばらつきがあり、より大規模な調査に向けて、説明資料の記載事項が整理された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍により対面での調査が進行できなかったこと、調査開始前にシステム改善の必要性が判明したこと等により、当初想定よりは遅れている。しかし、計画内容は遂行できている。

今後の研究の推進方策

システムに画像認識APIの上乗せを検討する。収集した料理画像は各自の登録により料理データベースと紐づけられている。画像認識APIを用いて料理データベースと紐づけた場合と、各自の登録による方法とで、どのような差異が生じるかを検討する。また、生体試料、及び秤量食事記録との比較による妥当性研究の結果を論文化して公開する。大規模コホートにおいて当該システムによる食事調査を行い、FFQの較正における利用について検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] Meal-based mobile diet Log System

    • URL

      https://mealog.jp/

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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