| 研究課題/領域番号 |
23K20180
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| 配分区分 | 基金 |
| 研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
白石 淑江 愛知淑徳大学, 愛知淑徳大学, 客員研究員 (10154361)
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| 研究分担者 |
石黒 広昭 立教大学, 文学部, 特別専任教授 (00232281)
浅井 幸子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30361596)
内田 祥子 高崎健康福祉大学, 人間発達学部, 准教授 (60461696)
井上 知香 静岡大学, 教職センター, 講師 (80710540)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2025-03-31
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| キーワード | 子どもの声を聴く / 子どもの権利 / ドキュメンテーション / 保育実践 / レッジョ・エミリア |
| 研究実績の概要 |
本研究は「ドキュメンテーション」と呼ばれるイタリアのレッジョ・エミリアの保育実践記録の営みに着目し、「子どもの意見表明権(聴かれる権利)」を保障する保育実践理論を探究することを目的とした。そして、研究メンバーが役割を分担し、海外調査と国内調査を実施した。 最初の2年間はコロナ禍であったため、レッジョ・チルドレンが主催するウェビナーに参加するとともに、国内の研究協力園の保育者を対象として、スウェーデンのペダゴジスタによるオンラインセミナーを実施した。続く3・4年目は、海外渡航が可能となり、レッジョ・エミリア市で開催された研修への参加、及び、スウェーデンのレッジョ・インスパイアードの就学前学校の視察と聞き取り調査を行った。また、国内調査では、研究メンバーがそれぞれのフィールドにおいて、実践的研究に取り組み、その研究成果を海外や国内の学会で報告した。 最終年度には、これまでの調査結果を総合し、ドキュメンテーションによる保育実践理論の整理に取り組んだ。 海外調査からは、ドキュメンテーションは単なる記録ではなく、学ぶ行為に統合された一部であり、そこでは子どもと保育者、子ども同士、保護者との対話による協同的な学びの場の創造をめざすこと。また「子どもの声を聴く」とは、話し言葉を聴くだけでなく、探究活動での子どもの興味や経験、イメージや思考などを多元的な方法(100の言葉)で聴くことであり、子どもを意味生成の主体と位置づけ、学ぶ権利の保障につながることが明らかになった。 一方、国内調査では、研究協力園での実践事例を整理分析した結果、探究活動における環境の重要性や、保育者がドキュメンテーションをツールとして子どもの声の傾聴に努めることにより、子ども理解が深まり、子どもの視点を取り入れた活動が展開され、子どもと保育者の協同的学びが活性化されたことが明らかとなり、国内学会で報告した。
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