研究課題/領域番号 |
20H01754
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
吉澤 寛之 岐阜大学, 教育学研究科, 准教授 (70449453)
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研究分担者 |
松下 光次郎 岐阜大学, 工学部, 准教授 (30531793)
大隅 尚広 人間環境大学, 人間環境学部, 講師 (50737012)
吉田 琢哉 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (70582790)
浅野 良輔 久留米大学, 文学部, 准教授 (50711909)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 反社会的行動 / 認知情動行動リスク / 仮想現実 / 人工知能 / 社会心理学 |
研究実績の概要 |
【研究1:没入型認知情動行動リスク測定法の開発】3D仮想現実(3DVR)を用いた没入型の測定空間と、この環境下における人工知能リアルタイム自動評価アルゴリズムを用いた神経生理・行動反応の同期的評価方法の開発が完了した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた所属機関方針により、予定していた実験を年度内に行えなかったため、翌年度に実験を行い、従来の刺激呈示方法における反応と比較した優位性を検証する計画へ変更した。大学生対象の予備実験と本実験として実施フィールドの岐阜市小中学生から参加者を募る計画は維持した。
【研究2:通発達段階的測定法の妥当性検証】研究1で開発された認知情動行動リスクの新規測定法とアンケート調査を用いた既存測定法の妥当性を検証するための準備を完了した。実施フィールド校の質問紙に回答できる小学校高学年以上の児童生徒から参加者を募る計画は維持した。矯正施設入所者を対象に既存測定法を実施する準備を完了した。一般小中学生との測定結果の比較に加え、入所者が回答する認知情動行動リスクに起因する罪種・様態(犯罪白書における犯罪分類)の履歴や再犯歴(初入・再入、再入期間)との関連を分析する計画である。
【研究3:通発達段階的測定法の等価性の検証】認知情動行動リスクの新規測定法(研究1・2)と既存の測定法(研究2)の指標等価性を多サンプルで検証するため、学校現場で神経心理学検査や3DVRを適用可能とするタブレット端末の簡易版測定法を開発する準備を完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、研究1の開発に関してはほぼ完了、研究2の認知情動行動リスクの新規測定法とアンケート調査を用いた既存測定法の妥当性を検証するための準備はほぼ完了、矯正施設入所者を対象に既存測定法を実施する準備を完了、研究3の学校現場で神経心理学検査や3DVRを適用可能とするタブレット端末の簡易版測定法を開発する準備を完了したことから、おおむね順調に進展していると判断できる。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた所属機関方針により、予定していた実験を本年度行えなかったため、翌年度内に研究1と研究2の実験を行う計画である。矯正施設入所者を対象に既存測定法を実施する質問紙調査は、翌年度の早期に実施する計画である。実験室での対面実験が困難な場合は、学校現場で神経心理学検査や3DVRを適用可能とするタブレット端末の簡易版測定法を優先的に開発して、一部の学校から実施を開始し、その後実施規模を拡大する予定である。
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