渡瀬線に代わる海洋生物における新たな生物地理区境界線「大隅線」の検証

2022 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 20H03311
• 配分区分: 補助金
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 本村 浩之 鹿児島大学, 総合科学域共同学系, 教授 (90433086)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2025-03-31
• キーワード: 魚類 / 生物地理 / 分類 / 多様性

研究実績の概要

2022年度は甑島列島、薩摩半島の西岸と南岸、鹿児島湾、大隅半島の東岸、大隅諸島の黒島、竹島、硫黄島、屋久島、および種子島、トカラ列島の平島、中之島、臥蛇島、および宝島、奄美群島の奄美大島、加計呂麻島、喜界島、徳之島、および沖永良部島の魚類相調査を延べ100人で実施した。5000個体の魚類を採集し、各個体に固有の番号をつけ、博物館標本として登録するとともに、各個体の撮影、同定を行った。外部形態から同定が困難な個体については、DNA解析や内部形質を調べるためのX線写真に基づく正確な同定を行った。これらの調査成果を66本の論文にまとめ出版した。
上記論文の他に『錦江湾奥　干潟の生き物図鑑』（A5版、フルカラー、100頁）を出版し、現地の方々や小中学校や図書館などの公共機関に無料配布した。また、魚類学の基礎的知見の蓄積を目的とし，日本産魚類の分類や分布，生態などの自然史に関するあらゆる分野の論文を和文で掲載する査読付きオンラインジャーナル『ICHTHY - Natural History of Fishes of Japan』を昨年度創刊し、今年度も100論文を出版した。さらに、2022年度は12種を新種として発表、9種を日本初記録として報告し新しい標準和名を命名した。2020年に出版した『日本産魚類全種目録．これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名』を毎日更新し、エクセルデータでHP上で公開している。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナ禍ではあったが、南九州から琉球列島にかけてのフィールド調査は順調に進んでいるため、本研究課題を解決するためのデータの蓄積状況は良い。しかし、黒潮源流にあたるフィリピンや比較対象となるマレーシアなどにおける調査ができておらず、これらの実施が来年度の最優先課題である。

今後の研究の推進方策

南九州や琉球列島の調査に加え、フィリピンやマレーシアなどの海外調査を行う。また、これまでに本研究によって採集された同定が曖昧な個体や種については大規模な分子解析と国内外の博物館収蔵標本の比較検討によってより正しい種同定を試みる。

研究成果

• [国際共同研究] Museum of the Northern Territory(オーストラリア)
  • 国名: オーストラリア
  • 外国機関名: Museum of the Northern Territory
• [国際共同研究] Universiti Malaysia Terengganu/Universiti Sains Malaysia/Universiti Sabah Malaysia(マレーシア)
  • 国名: マレーシア
  • 外国機関名: Universiti Malaysia Terengganu/Universiti Sains Malaysia/Universiti Sabah Malaysia
• [国際共同研究] University of the Philippines(フィリピン)
  • 国名: フィリピン
  • 外国機関名: University of the Philippines
• [国際共同研究] Texas A&M University/Smithsonian Museum(米国)
  • 国名: 米国
  • 外国機関名: Texas A&M University/Smithsonian Museum
• [国際共同研究] National Museum of Marine Biology/Zhejiang Ocean University(中国)
  • 国名: 中国
  • 外国機関名: National Museum of Marine Biology/Zhejiang Ocean University
• [雑誌論文] Coradion calendula, a new butterflyfish from Australia (Teleostei: Chaetodontidae) (2023)
  • 著者名/発表者名: Matsunuma, M., T. Matsumoto, H. Motomura, Y. G. Seah and T. N. A. M. Jaafar
  • 雑誌名: Journal of the Ocean Science Foundation 巻: 40 ページ: 1～28
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 薩摩半島から得られた九州あるいは鹿児島県本土初記録のハゼ亜目魚類13種 (2023)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 智水、山田 守彦、ジョン ビョル、望月 健太郎、松岡 翠、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 28 ページ: 12～21
  • DOI: 10.34583/ichthy.28.0_12
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 沖縄県初記録のコブキカイウツボとホシキカイウツボ，および潮間帯の礫中から得られるウツボ科魚類の記録 (2023)
  • 著者名/発表者名: 是枝伶旺・本村浩之
  • 雑誌名: Fauna Ryukyuana 巻: 66 ページ: 15～27
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] カボチャフサカサゴの分布と成長に伴う形態変化に関する新知見 (2023)
  • 著者名/発表者名: 本田 康介、和田 英敏、山田 和彦、長谷川 大樹、瀬能 宏、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 28 ページ: 49～57
  • DOI: 10.34583/ichthy.28.0_49
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 種子島と奄美大島から得られた薩南諸島初記録のヨウジウオ科タニヨウジ (2023)
  • 著者名/発表者名: 橋本 慎太郎、是枝 伶旺、古橋 龍星、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 29 ページ: 9～13
  • DOI: 10.34583/ichthy.29.0_9
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 大隅諸島の種子島と屋久島から得られた淡水・汽水性魚類15種の記録 (2023)
  • 著者名/発表者名: 古橋 龍星、是枝 伶旺、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 29 ページ: 20～33
  • DOI: 10.34583/ichthy.29.0_20
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] ネッタイフサカサゴ属2種（トゲイッテンフサカサゴとイッテンフサカサゴ）の国内における分布記録の整理と両種の性的二型に関する色彩・形態学的知見 (2023)
  • 著者名/発表者名: 望月 健太郎、大山 滉将、久米 元、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 29 ページ: 39～57
  • DOI: 10.34583/ichthy.29.0_39
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 鹿児島県大隅諸島から得られた北西太平洋初記録のフエダイ科魚類<i>Etelis boweni</i>オオアカムツ（新称） (2023)
  • 著者名/発表者名: ジョン ビョル、大富 潤、本村 浩之
  • 雑誌名: 魚類学雑誌 巻: advpub ページ: -
  • DOI: 10.11369/jji.22-018
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] 土佐湾と日向灘北部から得られた分布北限かつ国内2例目のヤブサメカサゴ (2023)
  • 著者名/発表者名: 松本 達也、星野 和夫、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 30 ページ: 6～10
  • DOI: 10.34583/ichthy.30.0_6
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 九州南岸から得られた分布北限のマホロバハタ，および本種と日本産類似種（ホウセキハタとオオモンハタ）との識別形質 (2023)
  • 著者名/発表者名: 中村 潤平、永吉 健志郎、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 30 ページ: 11～16
  • DOI: 10.34583/ichthy.30.0_11
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 薩摩半島から得られた九州沿岸初記録のボラ科魚類2種（カマヒレボラとモンナシボラ） (2023)
  • 著者名/発表者名: 是枝 伶旺、福地 伊芙映、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 30 ページ: 17～30
  • DOI: 10.34583/ichthy.30.0_17
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 鹿児島湾北西部の白浜海岸から得られた絶滅危惧種イドミミズハゼ (2023)
  • 著者名/発表者名: 是枝伶旺・橋本慎太郎・清水直人・本村浩之
  • 雑誌名: Nature of Kagoshima 巻: 49 ページ: 227～230
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 大隅諸島黒島初記録の魚類3種および同島からこれまでに確認されている魚類の総種数 (2022)
  • 著者名/発表者名: 藤原 恭司、ジョン ビョル、伊東 正英、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 19 ページ: 19～21
  • DOI: 10.34583/ichthy.19.0_19
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] ハタ科Serranidaeとされていた日本産各種の帰属，および高次分類群に適用する標準和名の検討 (2022)
  • 著者名/発表者名: 中村 潤平、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 19 ページ: 26～43
  • DOI: 10.34583/ichthy.19.0_26
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 石垣島初記録のテッポウウオ (2022)
  • 著者名/発表者名: 赤池 貴大、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 19 ページ: 22～25
  • DOI: 10.34583/ichthy.19.0_22
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 鹿児島県から得られたヨウジウオ科の稀種ダイダイヨウジ：伊豆半島西岸と相模湾以外からの初めての記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 出羽 優凪、荒木 萌里、山田 守彦、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 19 ページ: 44～48
  • DOI: 10.34583/ichthy.19.0_44
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 宮崎県から得られたコマハゼとクロコマハゼ南限記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 是枝 伶旺、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 20 ページ: 13～25
  • DOI: 10.34583/ichthy.20.0_13
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Luciogobius punctilineatus n. sp., a new earthworm goby from southern Japan (2022)
  • 著者名/発表者名: KOREEDA REO、MOTOMURA HIROYUKI
  • 雑誌名: Zootaxa 巻: 5138 ページ: 137～151
  • DOI: 10.11646/zootaxa.5138.2.2
  • 査読あり
• [雑誌論文] Okamejei panayensis sp. nov., a new skate (Rajiformes: Rajidae) from the Philippines (2022)
  • 著者名/発表者名: Misawa Ryo、Babaran Ricardo P.、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: Ichthyological Research 巻: 70 ページ: 161～176
  • DOI: 10.1007/s10228-022-00874-1
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Review of the Indo-West Pacific pipefish genus Urocampus (Syngnathidae), with descriptions of two new species (2022)
  • 著者名/発表者名: Araki Moeri、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: Ichthyological Research 巻: 70 ページ: 1～20
  • DOI: 10.1007/s10228-022-00872-3
  • 査読あり
• [雑誌論文] Epinnula rex nom. nov., a replacement name for Epinnula pacifica Ho, Motomura, Hata &amp;amp; Jiang, 2017 (Teleostei: Gempylidae) (2022)
  • 著者名/発表者名: HO HSUAN-CHING、MOTOMURA HIROYUKI、HATA HARUTAKA、CHIANG WEI-CHUAN
  • 雑誌名: Zootaxa 巻: 5141 ページ: 199～200
  • DOI: 10.11646/zootaxa.5141.2.8
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Pteragogus turdus, a new species of wrasse (Perciformes: Labridae) from the Indo-West Pacific Ocean (2022)
  • 著者名/発表者名: Iino Tomoka、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: Ichthyological Research 巻: advpub ページ: -
  • DOI: 10.1007/s10228-022-00875-0
  • 査読あり
• [雑誌論文] 大隅諸島黒島沖から得られた日本初記録のアナゴ科<i>Congriscus maldivensis</i>ナンヨウオキアナゴ（新称）の葉形仔魚 (2022)
  • 著者名/発表者名: 望月 健太郎、伊東 正英、本村 浩之
  • 雑誌名: 魚類学雑誌 巻: 69 ページ: 145～151
  • DOI: 10.11369/jji.22-009
  • 査読あり
• [雑誌論文] 奄美群島喜界島から得られた 分布北限記録のキビレハタンポ (2022)
  • 著者名/発表者名: 中村 潤平、小枝 圭太、本村 浩之
  • 雑誌名: 魚類学雑誌 巻: 69 ページ: 219～223
  • DOI: 10.11369/jji.22-004
  • 査読あり
• [雑誌論文] 奄美群島喜界島沖と沖縄諸島硫黄鳥島沖から得られたツルギエチオピアの初記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 飯野 友香、前川 隆則、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 21 ページ: 8～12
  • DOI: 10.34583/ichthy.21.0_8
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 鹿児島県から得られた日本初記録のウツボ科魚類<i>Gymnothorax pseudoprolatus</i>チャイロウツボ（新称） (2022)
  • 著者名/発表者名: 出羽 優凪、伊東 正英、本村 浩之
  • 雑誌名: 魚類学雑誌 巻: 69 ページ: 153～158
  • DOI: 10.11369/jji.22-008
  • 査読あり
• [雑誌論文] Redescription of Enneapterygius erythrosoma Shen 1994 and a synopsis of Enneapterygius similis Fricke 1997, with comments on the taxonomic status of Enneapterygius rubicauda Shen 1994 (Perciformes: Tripterygiidae) (2022)
  • 著者名/発表者名: Dewa Yuna、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: Ichthyological Research 巻: 70 ページ: 142～160
  • DOI: 10.1007/s10228-022-00871-4
  • 査読あり
• [雑誌論文] ブダイ科魚類アカブダイの奄美大島から得られた雄の標本に基づく記録，および水中写真に基づく屋久島からの初記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: ジョン ビョル、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 21 ページ: 80～83
  • DOI: 10.34583/ichthy.21.0_80
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 薩摩半島南岸から得られた九州初記録のムツエラエイ (2022)
  • 著者名/発表者名: 畑 瑛之郎、中村 潤平、吉田 明彦、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 22 ページ: 1～4
  • DOI: 10.34583/ichthy.22.0_1
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 九州初記録のスズメダイ科魚類ルリスズメダイ (2022)
  • 著者名/発表者名: 樋口 聡文、久木田 直斗、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 22 ページ: 5～8
  • DOI: 10.34583/ichthy.22.0_5
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 沖縄島および屋久島から得られた日本初記録の<i>Antennarius biocellatus</i>ピエロカエルアンコウ（新称） (2022)
  • 著者名/発表者名: 宮本 圭、和田 英敏、長坂 忠之助、髙野 はるか、本村 浩之、瀬能 宏
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 22 ページ: 9～13
  • DOI: 10.34583/ichthy.22.0_9
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 南日本各地におけるツケアゲエソの標本に基づく記録，および国内における本種の分布記録の整理 (2022)
  • 著者名/発表者名: 古橋 龍星、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 22 ページ: 14～20
  • DOI: 10.34583/ichthy.22.0_14
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] ?Records of the eel-goby, Taenioides snyderi (Actinopterygii: Gobiiformes: Gobiidae), from Taiwan (2022)
  • 著者名/発表者名: Koreeda Reo、Ho Hsuan-Cing、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: Acta Ichthyologica et Piscatoria 巻: 52 ページ: 167～172
  • DOI: 10.3897/aiep.52.85646
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 奄美群島徳之島から得られたヒラスズキ (2022)
  • 著者名/発表者名: 中村潤平・是枝伶旺・北本憲吾・本村浩之
  • 雑誌名: Nature of Kagoshima 巻: 49 ページ: 53～55
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 九州南東部と琉球列島から得られた国内2例目のキツネアカアジ (2022)
  • 著者名/発表者名: 吉田 卓史、桜井 雄、三木 涼平、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 22 ページ: 29～32
  • DOI: 10.34583/ichthy.22.0_29
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 大隅諸島種子島から得られたゴンベ科魚類ウイゴンベの幼魚 (2022)
  • 著者名/発表者名: ジョン ビョル・山田守彦・本村浩之
  • 雑誌名: Nature of Kagoshima 巻: 22 ページ: 57～60
  • オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] トカラ列島の無人島，臥蛇島と小臥蛇島における魚類57種の記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 古橋 龍星、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 23 ページ: 7～18
  • DOI: 10.34583/ichthy.23.0_7
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 大隅諸島竹島から得られた北限更新記録を含む同島初記録の魚類43種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 望月 健太郎、是枝 伶旺、佐藤 智水、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 23 ページ: 19～31
  • DOI: 10.34583/ichthy.23.0_19
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 東シナ海と土佐湾から得られた国内2例目のベラ科魚類モンイトベラ (2022)
  • 著者名/発表者名: 出羽 優凪、本村 浩之
  • 雑誌名: タクサ：日本動物分類学会誌 巻: 53 ページ: 48～52
  • DOI: 10.19004/taxa.53.0_48
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 奄美群島加計呂麻島から得られた薩南諸島初記録のツノカサゴ (2022)
  • 著者名/発表者名: 松本 達也、藤井 琢磨、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 24 ページ: 1～5
  • DOI: 10.34583/ichthy.24.0_1
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 熊本県菊池川から得られた絶滅危惧種アリアケシラウオの確かな記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 和田英敏・松井英司・松井謙弥・本村浩之
  • 雑誌名: 熊本野生生物研究会誌 巻: 11 ページ: 1～4
  • 査読あり
• [雑誌論文] 山形県飛島，鹿児島湾および奄美大島からのアズマハナダイ（ハナダイ科）の新たな分布記録，および本種の地理的分布と生息水深・水温の関連性 (2022)
  • 著者名/発表者名: 和田 英敏、前川 隆則、甲斐 嘉晃、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 24 ページ: 24～32
  • DOI: 10.34583/ichthy.24.0_24
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Description of three new species previously identified as Stolephorus bengalensis (Dutt &amp;amp; Babu Rao, 1959) or Stolephorus insularis Hardenberg, 1933 and a re-description of S. bengalensis (Chordata, Osteichthyes, Clupeiformes, Engraulidae) (2022)
  • 著者名/発表者名: Hata Harutaka、Lavoue Sebastien、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: ZooKeys 巻: 1121 ページ: 145～173
  • DOI: 10.3897/zookeys.1121.84171
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 奄美群島から得られた薩南諸島初記録ならびに北限記録のギンポハゼ (2022)
  • 著者名/発表者名: 是枝 伶旺、望月 健太郎、清水 直人、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 24 ページ: 41～45
  • DOI: 10.34583/ichthy.24.0_41
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Redescriptions of <i>Dussumieria elopsoides</i> Bleeker, 1849 and related nominal species led to the revalidation of <i>Dussumieria hasseltii</i> Bleeker, 1851 and <i>Dussumieria productissima</i> Chabanaud, 1933 (Clupeiformes: Dussumieriidae) (2022)
  • 著者名/発表者名: Hata H.、Lavoue S.、Motomura H.
  • 雑誌名: The European Zoological Journal 巻: 89 ページ: 1129～1158
  • DOI: 10.1080/24750263.2022.2115566
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 奄美大島初記録の魚類3種（カスザメ・クロダラ・シマガツオ）およびカスザメの性的二型に関する形態学的知見 (2022)
  • 著者名/発表者名: 橋本 慎太郎、前川 隆則、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 24 ページ: 50～55
  • DOI: 10.34583/ichthy.24.0_50
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 奄美群島喜界島から得られた薩南諸島初記録および北限記録のトウゴロウイワシ科トガリイソイワシ (2022)
  • 著者名/発表者名: 藤原 恭司、笹木 大地、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 25 ページ: 1～3
  • DOI: 10.34583/ichthy.25.0_1
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 奄美大島から得られた琉球列島初記録のマエソ，ならびに本種のユーラシア大陸東部と東南アジアの個体群にみられる形態と色彩の地理的変異 (2022)
  • 著者名/発表者名: 古橋 龍星、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 25 ページ: 4～12
  • DOI: 10.34583/ichthy.25.0_4
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 九州南部と屋久島から採集された分布南限を更新するナガミミズハゼ種群未同定種2 <i>Luciogobius</i> sp. 16 sensu Shibukawa et al. (2019) の記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 是枝 伶旺、古橋 龍星、山下 龍之丞、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 25 ページ: 13～26
  • DOI: 10.34583/ichthy.25.0_13
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Saurida fortis, a new species of lizardfish (Aulopiformes: Synodontidae) from the northwestern Pacific Ocean (2022)
  • 著者名/発表者名: Furuhashi Ryusei、Russell Barry C.、Motomura Hiroyuki
  • 雑誌名: Ichthyological Research 巻: advpub ページ: 1～16
  • DOI: 10.1007/s10228-022-00894-x
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] 薩摩半島から得られた北限記録となる熱帯・亜熱帯性ハゼ科魚類3種（トサカハゼ，スダレウロハゼ，イワハゼ） (2022)
  • 著者名/発表者名: 是枝 伶旺、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 26 ページ: 4～17
  • DOI: 10.34583/ichthy.26.0_4
• [雑誌論文] 日本産スミクイウオ科ヒメスミクイウオ属3種の九州からの追加標本 (2022)
  • 著者名/発表者名: 岡本 誠、柳下 直己、窪田 考伸、前田 達郎、大富 潤、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 26 ページ: 18～25
  • DOI: 10.34583/ichthy.26.0_18
  • 査読あり
• [雑誌論文] 種子島から得られた分布北限ならびに日本2例目のモンロユカタハゼ (2022)
  • 著者名/発表者名: 古橋 龍星、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 26 ページ: 26～29
  • DOI: 10.34583/ichthy.26.0_26
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] A new species of Stolephorus from the eastern Indian Ocean and redescription of Stolephorus dubiosus Wongratana, 1983, with comments on the evolution of prepelvic scute numbers within Stolephorus (Clupeiformes: Engraulidae) (2022)
  • 著者名/発表者名: Hata, H., S. Lavoue and H. Motomura
  • 雑誌名: Zoological Studies 巻: 61 ページ: 1～16
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] First Japanese record of the rare goby Trimma panemorfum Winterbottom and Pyle, 2022 from Okinawa Island, Ryukyu Islands, southern Japan (Teleostei, Gobiidae) (2022)
  • 著者名/発表者名: Fujiwara, K., T. Suzuki and H. Motomura
  • 雑誌名: Bulletin of the National Museum of Nature and Science, Series A 巻: 48 ページ: 229～233
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 大隅諸島種子島から得られた標本に基づく南西諸島初記録のスズキ (2022)
  • 著者名/発表者名: 中村 潤平、松浦 圭太、向井 千晴、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 26 ページ: 34～37
  • DOI: 10.34583/ichthy.26.0_34
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 大隅諸島黒島から得られた初記録の魚類86種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 出羽 優凪、望月 健太郎、松岡 翠、中村 潤平、石原 祥太郎、橋本 慎太郎、佐藤 智水、畠中 柚菜、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 15～31
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_15
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 薩摩半島から得られた九州沿岸初記録のコバンハゼ属魚類3種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 智水、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 32～39
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_32
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 薩摩半島沖から得られた国内2例目のタイワンコロザメ (2022)
  • 著者名/発表者名: 畑 瑛之郎、大富 潤、岩本 航、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 40～44
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_40
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 宮崎県から得られたアジ科魚類の稀種コガネアジ (2022)
  • 著者名/発表者名: 吉田 卓史、木村 清志、三木 涼平、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 57～60
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_57
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 東シナ海より得られた長崎県初記録のミハラハナダイ (2022)
  • 著者名/発表者名: 中島田 正希、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 61～65
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_61
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 鹿児島県南さつま市沿岸から得られた九州初記録種を含む薩摩半島初記録の魚類8種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 望月 健太郎、ジョン ビョル、佐藤 智水、山田 守彦、松岡 翠、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 66～73
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_66
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 薩摩半島南岸から得られた九州初記録となるハナダイ科ハナダイ亜科魚類4種（バラハナダイ・イッテンサクラダイ・キオビイズハナダイ・フジナハナダイ） (2022)
  • 著者名/発表者名: 松本 達也、中村 潤平、本村 浩之
  • 雑誌名: Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 巻: 27 ページ: 74～86
  • DOI: 10.34583/ichthy.27.0_74
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Stolephorus lotus, a new anchovy (Teleostei: Clupeiformes: Engraulidae) from the Northern Territory, Australia (2022)
  • 著者名/発表者名: Hata, H. and H. Motomura
  • 雑誌名: Zoological Studies 巻: 61 ページ: 1～11
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 鹿児島県薩摩半島から得られたヒメツバメウオ (2022)
  • 著者名/発表者名: 出羽尚子・中村潤平・藤井琢磨・是枝伶旺・渡部泰斗・本村浩之
  • 雑誌名: Nature of Kagoshima 巻: 49 ページ: 149～152
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] ?New record of anthiadine fish, Plectranthias yamakawai (Actinopterygii: Perciformes: Serranidae), from the Philippines (2022)
  • 著者名/発表者名: Cabebe-Barnuevo Roxanne A.、Delloro Jr Emmanuel S.、Penuela Dianne Frances A.、Malay Maria Celia D.、Motomura Hiroyuki、Babaran Ricardo P.
  • 雑誌名: Acta Ichthyologica et Piscatoria 巻: 52 ページ: 299～307
  • DOI: 10.3897/aiep.52.96112
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [学会発表] 鹿児島県指宿市における小型外来魚類の生息状況とグッピー属3種の同定 (2023)
  • 著者名/発表者名: 望月健太郎・本村浩之
  • 学会等名: 魚類自然史研究会
• [学会発表] 黒潮が育む薩南諸島の魚たち (2022)
  • 著者名/発表者名: 本村浩之
  • 学会等名: 魚の会2022年度第2回講演会
  • 招待講演
• [学会発表] 薩南諸島のサンゴ礁の魚たちと分布特性 (2022)
  • 著者名/発表者名: 本村浩之
  • 学会等名: 喜界島サンゴ礁科学研究所サンゴ塾
  • 招待講演
• [学会発表] フサカサゴ科ネッタイフサカサゴ属Parascorpaenaの分類学的再検討（予報） (2022)
  • 著者名/発表者名: 望月健太郎・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 河口域の伏流水中に生息するナガミミズハゼ種群の4未記載種の形態と分布状況 (2022)
  • 著者名/発表者名: 是枝伶旺・前田 健・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 日本産マエソ属とアカエソ属（エソ科）の分類学的再検討 (2022)
  • 著者名/発表者名: 古橋龍星・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] アラビア海から得られたハチ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 樋口聡文・松沼瑞樹・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] オーストラリアから得られたチョウチョウウオ科タキゲンロクダイ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 松沼瑞樹・松本達也・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] オーストラリア東岸から得られたキントキダイ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 橋本慎太郎・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 北西太平洋初記録のフエダイ科魚類Etelis boweni (2022)
  • 著者名/発表者名: ジョン ビョル・大富 潤・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 琉球列島と台湾から得られたヘビギンポ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 出羽優凪・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 日本の島嶼域に生息するシマアジ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 吉田卓史・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 日本産ヤッコエイの分類学的再検討 (2022)
  • 著者名/発表者名: 畑瑛之郎・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] マツバラカサゴ属5種の分類学的再検討およびインド・西太平洋から得られた1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 松本達也・武藤望生・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 日本産フタイロサンゴハゼの分類学的再検討 (2022)
  • 著者名/発表者名: 佐藤智水・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 西太平洋より得られたヨコシマタマガシラ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 石原祥太郎・Barry C. Russell・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] インドアイノコイワシ属Stolephorus bengalensis類似種群の分類学的再検討 (2022)
  • 著者名/発表者名: 畑 晴陵・Sebastien Lavoue・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 草垣群島の魚類相 (2022)
  • 著者名/発表者名: 中村潤平・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 日本産メギス科タナバタメギス属魚類の分類学的再検討 (2022)
  • 著者名/発表者名: 藤原恭司・遠藤広光・渋川浩一・本村浩之
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 南西太平洋タスマン海から得られたシロカサゴ科クロカサゴ属の1未記載種 (2022)
  • 著者名/発表者名: 和田英敏・瀬能 宏・本村浩之・甲斐嘉晃
  • 学会等名: 2022年度日本魚類学会年会
• [学会発表] 日本産魚類全種目録の作成とデジタルデータの共有 (2022)
  • 著者名/発表者名: 本村浩之
  • 学会等名: 21世紀の生物多様性研究ワークショップ「生物の種名目録を作り共有する
  • 招待講演
• [図書] 錦江湾奥 干潟の生き物図鑑 (2023)
  • 著者名/発表者名: 樋之口蓉子・田島奏一朗・是枝伶旺・本村浩之（編）
  • 総ページ数: 100
  • 出版者: 特定非営利活動法人くすの木自然館