研究課題/領域番号 |
20H03959
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
中島 由加里 金沢大学, 保健学系, 助教 (40846680)
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研究分担者 |
山本 靖彦 金沢大学, 医学系, 教授 (20313637)
中谷 壽男 金沢大学, 保健学系, 研究協力員 (60198124)
小倉 康平 金沢大学, 新学術創成研究機構, 助教 (00586612)
向井 加奈恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (30755335)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | リンパ管 / 3次元培養 / in vitroモデル |
研究実績の概要 |
本研究では、3Dバイオプリンターを用いてリンパ管のin vitroモデルを構築し、このモデルを用いて、リンパ管形成を促進する外的因子を決定する。同時に、作製したリンパ管と正常なリンパ管の遺伝子発現を比較することで、新たなリンパ管形成に関わる分子を探索でき、リンパ管形成を更に促進させる内的因子も同定可能となる。リンパ管新生を促進する内的・外的因子を明らかにすることは、生体内でのリンパ管形成誘導を可能とし、リンパ浮腫発症予防・根治的治療法の確立に寄与することに繋がる。 2021年度は、4月1日から4月30日までの1ヶ月間のみ本研究を実施した。海外留学のため、本研究は2年1ヶ月中断し、2023年6月から研究再開予定である。 リンパ管のin vitroモデル構築のために購入した3Dバイオプリンター(Cellink社,BIO X)は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、昨年度内の設置が叶わなかったが、本年4月に設置をした。 4月中にプレテストとして、CELLINKシリーズのインク、リンパ管内皮細胞、脂肪組織由来間葉系幹細胞等を用いて、リンパ管のin vitroモデル構築を行う予定であったが、設置の際に試運転を行なったところ、機器に不備があり、修理が必要となったため、プレテストを実施することはできなかった。機器は1ヶ月ほどで修理が完了するため、研究再開時には速やかにプレテストを実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年4月に3Dバイオプリンターを用いてプレテストを実施する予定であったが、機器不備のために修理が必要となり、実施できず、遅れが生じた。修理は1ヶ月程度で完了するため、研究再開時には、スムーズに実験を開始できると考える。
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今後の研究の推進方策 |
研究再開次第、リンパ管形成因子、リンパ管内皮細胞、脂肪組織由来幹細胞を用いてリンパ管のin vitroモデル構築のための材料を準備し、実験を速やかに開始する。その後、申請書に記載した2021年度の計画に移る。
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