研究課題/領域番号 |
20H03973
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
亀岡 智美 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 教授 (50323415)
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研究分担者 |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
金谷 悦子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (30289813)
中山 登志子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (60415560)
永野 光子 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (90320712)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 看護学教員 / 倫理的行動 / FD / 教育プログラム開発 / 看護教育学 |
研究実績の概要 |
研究目的は、看護系大学、短期大学、看護専門学校等の教員( 看護学教員)個々が倫理的行動の現状を自己診断するとともに、診断結果に基づき必要な研修を選択受講し、その改善、向上を図ることを支援する「看護学教員のための倫理的行動改善向上 FDプログラム」を開発、普及することである。研究目的の達成に向けては、次の7段階の手続きを経る。それは、(1)今日の看護学教員の倫理的行動の質的全容解明、(2)その結果に基づく先行研究が開発した尺度の洗練と洗練した尺度の信頼性・妥当性の検証、(3)尺度を用いた全国調査による看護学教員の倫理的行動の量的現状解明、(4)この結果に基づく「看護学教員のための倫理的行動自己診断基準」の作成、(5)看護学教員個々が自己診断結果に基づき必要な研修を選択受講できるFDプログラムの作成、(6)複数看護学教育機関における試行を通したFDプログラムの有効性検証と洗練、(7)FDプログラム普及に向けたハンドブック作成である。 (1)の目標達成に向け、令和2年度までに質的データの収集を完了した(回収数324部)。対象者一人あたりの記述は、予想していた量を大きく上回り、本研究課題への関心の高さを示した。令和3年度は、この質的データの分析を実施した。分析方法には、Berelson,Bの方法論を参考にした看護教育学における内容分析(舟島, 2018)を用いた。高い信頼性を確保した分析結果を得るために、各データを繰り返し読み、方法論に則り分析を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19流行に関連し、令和2年度に予定していたデータ収集が遅れた。これは、質的分析の遅れにもつながり、令和3年度は、分析を中心に活動した。しかし、対象者から得られた質問紙への回答(質的データ)は、予想を上回る記述量(対象者一人あたりの記述量が想定の約3倍)であり、この入力、熟読、記録単位の分割、基礎分析、本分析の過程、各段階で作成する資料の整理にも予想以上の時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
収集できた質的データの量が膨大であり、その整理、分析結果の整理にも、当初予定していた以上の時間を要している。そのため、資料整理等の補助者を雇用し、効率化を図る。また、時間を捻出し、分析をさらに進めるとともに、分析結果の見直しを丁寧に行い、尺度の検討の基盤となる確実な結果の産出をめざす。
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