研究課題
2020年度は研究項目①②および③のPR活動が課題であった。①は遠隔運動くん2のプロトタイプを制作・検証することであった。COVID-19の感染拡大の影響を受け、オンラインによる通信技術が飛躍的に向上した。これにより、様々な媒体を用いたオンライン通信が当たり前の時代となった。遠隔運動くん2も既存のオンラインソフト(ZoomやTemas等)を基盤に構築することができた。結果として、遠隔運動くん2のオンライン通信は、iphoneを1台あれば通信が可能となり、高齢者でも簡単に操作できることが確認できた。しかし、画面の拡大する点で課題が残った。具体的には、プロジェクター投影は明るい部屋対応(3000ルーメン以上)であっても、遮光が必要であり、COVID-19への対策も必要な社会環境下では不向きである。さらに、48インチの大型ディスプレイを購入して試行したが小さく、70インチ程度のディスプレイが必要であることが判明した。②ではIoTを活用した運動中の心拍計測と動作のリアルタイム計測が検討課題であった。検討予定としていたVisionPoseも飛躍的な技術開発を達成し、具体的な導入の可能性も見えている。現在、業者と交渉中であり、2021年度には遠隔運動くん2への搭載を具体的に検討する。③について、COVID-19の感染拡大の影響を受けたことから、予定していたPR(健康イベント・PR講演会)はほぼ開催できなかった。しかし、2021年3月にPRできる機会が得られたため、研究の紹介を行った。対象候補者245名に実施した。
3: やや遅れている
COVID-19の感染拡大の影響を受け、予定していた課題の進行が遅れている。
2021年度の1年間は準備期の後半にあたることから、可能な限り準備を進める。もし、COVID-19の感染拡大の影響が2022年度にも及ぶ場合には、遠隔運動の実施場所を、徒歩圏内の集まりの場から自宅へ変更することも検討する。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
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