研究課題/領域番号 |
20H04026
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
月野木 ルミ 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (30634464)
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研究分担者 |
岡村 智教 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00324567)
大澤 絵里 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (30520770)
眞崎 直子 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (40548369)
今村 晴彦 東邦大学, 医学部, 助教 (40567393)
村上 義孝 東邦大学, 医学部, 教授 (90305855)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 実装研究 |
研究実績の概要 |
行政(品川区)の母子保健事業に対し、コロナ感染症流行後の新しい生活様式を踏まえた啓発について検討し実施した。 1.普及啓発ツールとして、子育て世代の女性に合わせた「20歳からの健康診査」のリーフレットを印刷し、それを用いて、普及啓発を実施した。具体的には、実態調査をもとに、品川区の母子保健事業、区内医療機関(小児科、産婦人科)、子育て支援センター・児童館、住民・子育て支援団体(自治体に登録している民間支援団体や店舗)や地域コーディネーター等と協働し、子育て女性同士のつながりを生かした啓発の展開方法を検討、実施した。対面での啓発活動、各関係者との関係づくりを行った。 2.新しい生活様式を踏まえ、対面に限らず、SNS、インターネットを介した普及啓発を実施した。品川区HPにリーフレットを掲載し、リーフレット掲載ページをシェア・拡散した。 3.新型コロナ流行後の受診率向上や子育て女性の健康づくり支援も踏まえ、啓発活動の効果のモニタリングを行った。モニタリングは、子育て中の女性を対象にした「20歳からの健診」認知度や健診受診状況に関する質問紙調査、インタビュー調査を実施、また事業担当者や関係者にCFIRを用いたヒアリングを行い、課題の抽出を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
啓発活動により健診認知度は徐々に向上している。新型コロナ感染症の流行が落ち着いてきたため、徐々に受診率がコロナ前の水準に戻ることが予想される。
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今後の研究の推進方策 |
行政は、コロナ感染症に関する業務が過多であったことと、縦割り構造のため各担当部署との連携が難しい。そのため、民間の子育て支援団体や個別に活動展開している子育て世代女性らのネットワークを活かし、健診認知度を広めるとともに受診行動につなげる啓発を検討する。事業終了後にも啓発活動が地域に引き継がれるよう、検討する。
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