研究課題
研究Ⅰ:2020年4月、研究計画の確認と研究機器の事前準備を開始。同年5月には研究参加予定施設への説明を行った。その後、同年6月26日順天堂大学保健医療学部倫理委員会で、研究実施が承認された。その後、複数の研究協力施設での倫理審査を実施。同年12月18日、順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会で研究実施が承認された。全国10施設の協力の確認が得られたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延によって手術件数が極端に少なくなったことから、登録患者数は限定的なものになった。研究Ⅱ:退院後に要介護度が増悪する患者割合や要介護度増悪に関わる因子については、6ヵ月からのフォローアップなので、2021年度からの開始となる。研究Ⅲ:「心疾患患者の要介護度悪化の早期予防を目的とした遠隔支援の効果検証」に関して、実際の患者での検証を進める前に、まず、遠隔心臓リハビリのメインシステムの検証に加え、導入に向けた実施可能性の検証を行った。複数の遠隔医療システムを確認し、血圧計、体温計、パルスオキシメータ、心電計など、遠隔心臓リハビリに必要な指標を確定させた。その後、離れた場所からリアルタイムにデータ送信が可能かを検証。自宅にWi-Fi環境が整っていないことを想定し、ポータブルWi-Fiでの検証も行った。どの遠隔心臓リハビリシステムが安全性にも配慮した使用に耐えうるシステムなのかを複数検討したが、Wi-Fiの安定性、タブレットの操作が主な問題であり、高齢患者が使うにあたっては、よりシンプルなシステムにするという結論に至った。2020年度は、研究実施に必要な機器の開発が遅れたことから、研究の実施は2021年度より行うこととした。なお、2021年03月19日 順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会で、研究Ⅲの実施が承認された。
3: やや遅れている
研究Ⅰ・研究Ⅱ:2020年4月、研究計画の確認と研究機器の事前準備を開始。5月には研究参加予定施設への説明を行った。その後、6月26日順天堂大学保健医療学部倫理委員会で、研究Ⅰ及び研究Ⅱの研究実施が承認され、その後、研究協力施設での倫理審査が実施された。順天堂医院では2020年12月18日 順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会で承認され、データ収集を開始した。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延によって手術件数が極端に少なくなったことから、登録患者数は限定的なものになった。研究Ⅲ「心疾患患者の要介護度悪化の早期予防を目的とした遠隔支援の効果検証」は開始が遅れてしまった。その理由は、2020年9月に研究Ⅲ用のシステム検討を開始したが、新型コロナウイルス感染症による影響もあり、製造元から研究実施に必要な機器の入手が困難であったということが主な理由である。機器メーカーと情報交換を進め、12月にはデモ機での確認を行ったが、安定した接続は難しい状況であった。その後も機器メーカーと協議を重ね、遠隔診療サポートシステムの動作確認を繰り返し行って、遠隔リハビリテーションの安定的な実施に向けて検討を重ねた。2021年03月19日 順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会で、研究Ⅲの実施が承認されている。
研究Ⅰ・研究Ⅱ(心臓外科術後の要介護度悪化に関わる因子の検討)は、準備が整っているので、患者登録を進める。研究Ⅲ(心疾患患者の要介護度悪化の早期予防を目的とした遠隔支援の効果検証)は、2021年03月19日 順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会で、研究Ⅲの実施が承認されたため、2021年度は計画に則り、遠隔リハビリテーションの効果検証を進める予定。
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