研究実績の概要 |
2020年度およびその繰越期間には新型コロナなどによって研究計画の一部変更を余儀なくされつつも理論と応用の両面から成果を得た。 新手法の研究としては 1, 新たな並列探索アルゴリズムの開発、2, 最短経路探索を含む並列グラフアルゴリズムの性能向上手法、などに関する成果を得て既に対外発表を行った。新規化合物などの実問題に対して既存研究を大きく上回る性能を達成するなど有望な成果を得ている。 実問題への探索アルゴリズムおよび機械学習の応用として、1, 以前より取り組んでいる材料科学や化合物に関する研究、2, 並列深さ優先探索を応用したうつ病の要因解析、3, 微分可能探索アルゴリズムの画像認識におけるAugmentationへの応用、4, 機械学習による交通流の短期予測に関する成果、に関する成果を発表した。これらによって探索アルゴリズム+機械学習が多くの実問題に対して有効な事を示した。 なお繰越期間には研究環境の構築は無事に完了し、新たな手法の開発に活用した。
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