| 研究課題/領域番号 |
23K20425
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| 配分区分 | 基金 |
| 研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
伊藤 聡 茨城大学, 人文社会科学野, 教授 (90344829)
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| 研究分担者 |
中山 一麿 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 招へい研究員 (10420415)
阿部 美香 名古屋大学, 人文学研究科, 研究員 (10449093)
大東 敬明 國學院大學, 研究開発推進機構, 教授 (20616916)
大高 康正 ふじのくに地球環境史ミュージアム, 学芸課, 教授 (30641766)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| キーワード | 両部神道 / 神道灌頂 / 御流神道 / 三輪流神道 / 中世神道 |
| 研究実績の概要 |
今年度は、高野山、真福寺、冨士市博物館、大阪大学を中心におのおの1~3回の調査を行った。役割分担は、高野山は伊藤(研究代表者)・大東、真福寺は伊藤、大東、阿部、冨士市博は伊藤、阿部、大東、大高、大阪大は伊藤、中山であった。 真福寺についての調査結果は、2024年7月に真福寺善本叢刊〈第3期〉別巻1『神皇正統録・元元集』を臨川書店から刊行した。さらに別巻2の調査を準備中である。高野山では子院における両部神道書・印信の調査を進めている。 冨士市博の六所家旧蔵神道資料については、幕末の蘂雄(六所良邑)の残した文書・史料について、データ入力システムを業者に依頼して構築した。また、これらの文書史料を中心とした展覧会を富士市博で、2025年11月から2026年1月に開催することが正式に決定され、伊藤、阿部、大東、大高は全面的に協力することとなった。また、その会期中に講演会を開催することも決まった。 伊藤は、一連の調査研究の成果をもとに、2024年10月、大谷大学で行われた第74回仏教史学会学術大会で、「寺院における神道文献―特に真福寺神道文献を中心に」と題する発表を行った。また2025年3月の「2024年度大須文庫調査研究報告会」において「中世神道研究史上における真福寺(大須観音)神道文献の重要性」と題する発表を行った。さらに、本研究の調査研究の成果の一部を用いて、2024年9月、大韓民国大邱市の慶北大学校で開催された「2024 International Conference on the Value and Status of Samguk yusa as World Heritage」において、「神国意識の形成とモンゴル侵略期における変容」と題する講演を行った。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
各地で行われる調査は、ほぼ順調に進捗している。成果報告も真福寺については無事刊行できた。富士市の調査も順調に進んでいる。ただ大阪大学の覚城院等資料及び、それらを用いた資料集編纂の調査は若干遅れ気味である。
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| 今後の研究の推進方策 |
真福寺調査の成果については、2025年度中に『真福寺善本叢刊〈第3期〉神道篇』別巻2巻を刊行する。高野山・仁和寺・善通寺等の両部神道資料については、『寺院文献資料学の新展開 第11巻 神道資料の調査と研究Ⅱ』として2025年度中に編集作業を終える予定である。また、冨士市博物館の調査については、2025年度に博物館での展覧会と研究成果報告会を行う予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
中山は、計画していた調査旅行の一部を修正したため、伊藤は支出予定だった人件費の支出を変更したため残額が生じた。未使用額は、それぞれ次年度の旅費・人件費及び図書費として使用する。
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