研究課題/領域番号 |
21H00492
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
荒井 経 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 教授 (60361739)
|
研究分担者 |
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
塚本 麿充 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00416265)
大竹 卓民 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (00712910)
武田 裕子 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (60770154)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | 東アジア / 絵画 / 近現代 / 日本画 / 中国画 / 韓国画 / 琉球絵画 / 東洋画 |
研究実績の概要 |
当該年度は、コロナ禍による海外渡航規制や行動規制が継続していたため、渡航をともなう調査や研究集会の一部を次年度に繰り越して実施した。なお、海外調査については、2022年12月に研究代表者の荒井、研究分担者の塚本、研究協力者2名による韓国ソウルでの現地調査を集中的に実施することができた。 一方、昨年度に開始したオンラインによる定期的な研究会を継続し、2022年4月1日~2023年3月31日の間に9回実施することができた。発表は、日本画の材料・技法に関するアンケート調査報告、中国絵画史の情報を調べる、『中国絵画総合図録』について、中華人民共和国出土文物展と馬王堆ブーム、美術史と複製技術 大村西崖1922年中国古名画調査作品の追跡、試論「唐宋の変」、溥儒の筆墨を継承する日本人画家・伊藤紫紅の抽象水墨画について、台湾水墨画は点の観察、琉球絵画について、沖縄の日本画、1980年以降に来日した華人・華僑による芸術活動ー水墨画を中心に、韓国渡航報告、結城素明について、占領下のスーベニア絵画について等である。 また、繰越分を使用して2023年7月16日には、国内外の研究協力者を東京藝術大学に招聘しての公開研究会(一部オンラインとのハイブリッド)を実現した。台中、中国杭州、ソウル、国内(沖縄、大分、京都、長野)といった遠方からの招聘参加を得て、ゲストによる発表、研究代表者による発表ならびに進捗報告、研究分担者と研究協力者を交えた公開座談会を行い、本研究に関心をもつ研究者や作家への成果発信を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の年度内に計画していた海外渡航調査の大部分がコロナ禍の移動規制や行動規制によって実施できなかったが、繰越によって翌年度に研究集会の開催などを実施したことである程度の補完ができた。本研究は、海外調査を主軸とするものであるため、渡航規制は大きなハンディになったが、一方でオンラインツールの使用によって、遠隔地に居住する研究者間のネットワーク形成が進行して、従来にはない成果に結びついた。
|
今後の研究の推進方策 |
当該年度に実施できなかった海外渡航を実施して、対象地域の最新情報を得ていくことが最も重要な課題である。オンラインツールを使用した定期的な研究会については、今後に継続して研究情報の共有や意見交換を積み重ねていく。 また、研究期間の後半に入るにあたり、対象地域間の情報量のバランスを考慮した進行に努めるとともに、研究の中間的な進捗報告を行いつつ最終的な総括に向けた準備に着手していく。
|