研究課題/領域番号 |
21H00625
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
早川 裕弌 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70549443)
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研究分担者 |
齋藤 仁 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (00709628)
小花和 宏之 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 上級研究員 (10422205)
中田 康隆 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林業試験場, 研究職員 (10827041)
内山 庄一郎 国立研究開発法人防災科学技術研究所, マルチハザードリスク評価研究部門, 特別研究員 (30507562)
加藤 顕 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (70543437)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 多次元高精細地表情報 / UAV(ドローン) / Lidar(レーザ測量) / 点群データ / 流域環境 |
研究実績の概要 |
流域内connectivityと,その目的に適用されるMHESD取得解析の既存手法についての文献収集を継続して行った。データ取得に関しては,陸域の環境調査で主流となっているUAVを中心に,レーザ測量(Lidar)などのセンシング手法を含めたMHESDの取得方法の開発を行った。とくに,2021年度に導入したUAV-Lidarと,マルチスペクトルセンサの現地観測適用を進め,また地上からのモバイルLidar計測によるたとえば森林構造の定量化を行い,複数の手法で得られるMHESDを集約した。続けて,GISや点群解析ツール等を用いた時空間分析や判別・統計分析を進めている。試験流域は,日本国内の異なる気候・水文・地質環境から複数選定しており,代表的なものは厚真川流域,十勝川流域(北海道),安倍川・富士川流域(静岡・山梨),白川流域(熊本)などである。流域内の斜面崩壊,土石流,河川侵食,洪水・堆積,海岸侵食といった地形・土砂移動現象とその発生場のconnectivityに着目するとともに,撹乱現象からの植生の回復過程を時系列的に捉え,流域内での地形変化から植生遷移といった動的なconnectivityが,時間スケールによってどのように変化するかを明らかにしつつある。研究の成果は,学会におけるワークショップや,特別シンポジウムの開催も行い,学術誌や学会での発表のみならず,随時ウェブサイトなどを通じて広報しており,一般向けの社会還元も図っている。新型コロナウイルス感染症の影響で、現地調査や対面会議の開催に困難をきたしたが、可能な範囲での現地調査や、オンライン会議システムを使ってのウェブ会議を定期的に行うなどして対応した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響で、現地調査や対面会議の開催に困難をきたしたため。
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今後の研究の推進方策 |
各地におけるデータ収集を再開するとともに、集約したデータについて解析手法をさらに深化させる。とくに、地形・植生の現象横断的な時系列解析を行い、流域内コネクティビティの可視化を行う。オンライン会議も引き続き定期的に実施する。
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