研究課題/領域番号 |
21H00678
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
東島 雅昌 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (10756349)
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研究分担者 |
中井 遼 北九州市立大学, 法学部, 准教授 (10546328)
鳥飼 将雅 大阪大学, 大学院法学研究科, 准教授 (10909972)
矢内 勇生 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 准教授 (50580693)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | クライアンテリズム / 権威主義体制 / パトロン政治 / 中央アジア |
研究実績の概要 |
2022-2023年度は、以下の2つの研究に従事した。第一に、クライアンテリズムの多様性を国際比較の観点から把握するために、V-Partyデータを用いた論文を東洋大の鷲田任邦氏とともに執筆し、European Political Science Reviewから公刊された。第二に、カザフスタンにおいて、複数候補者の参入する村落選挙の導入が、公共財の供給や政治腐敗などに関して人々がいだく認識や経験に及ぼす効果についてのサーベイ(実験)を現地調査会社の協力のもと実施し、2023年9月のアメリカ政治学会で、共著者である明治大学の加藤言人氏、ミシガン大学の白糸裕輝氏、アリゾナ大学のPaul Schuler氏とともに発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していたサーベイはカザフスタンで実施を終え、現在投稿に向けて論文の改訂を進めている。また、この研究課題にリンクする科研費「国際共同研究強化」に採択されたため、本研究課題での知見をもとにワシントン大学の研究者と共同研究するべく準備を進めており、研究の進展に弾みがついている。
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今後の研究の推進方策 |
カザフスタンでのサーベイ(実験)の知見を複数の論文にまとめ、定評ある英語査読誌に投稿し公刊を目指す。また、カザフスタンとクルグズスタンで追加サーベイと人事録に関するテキスト分析を進め、異なるクライアンテリズムが統治の強靭性に与える影響について検討を続ける。
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