研究課題/領域番号 |
21H00807
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
黒子 弘道 奈良女子大学, 工学系, 教授 (20221228)
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研究分担者 |
曽根 正人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (30323752)
才脇 直樹 奈良女子大学, 工学系, 教授 (20252637)
佐藤 克成 奈良女子大学, 工学系, 准教授 (00708381)
チャン ツォーフーマーク 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (10647069)
橋本 朋子 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (10589930)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | インテリジェントテキスタイル / めっき / 高次構造 |
研究実績の概要 |
次世代インテリジェントテキスタイルを実現するために、超臨界二酸化炭素を用いた触媒化技術によるフレキシブルセンサー用触媒電極としてのPETフィルムの機能化が実現した。また、白金は生体適合性のある金属だが、ポリマー材料の白金メタライゼーションは難しいことが知られている。超臨界二酸化炭素を用いた触媒化技術により、PETと白金の統合が実現された。この白金被覆したPETフィルムについて、SEM観察により表面の状態を明らかにし、さらに高次構造解析を固体NMR法により詳細に行うことにより、触媒化とめっき処理による構造変化に関する知見を得た。また、センシング、光触媒による抗菌・抗ウイルス性、および身体情報提示の各機能を有するインテリジェントウェアラブル材料の基布となる各繊維を用いて、全反射測定法によるフーリエ変換赤外吸収スペクトル測定などにより、比較のための材料表面情報を得た。また各機能性ウェアラブル材料の安全性評価のための予備検討を進めた。 導電性に優れたスマートテキスタイルを情報処理技術と組み合わせることで、日々の暮らしを見守ったり日常生活を豊かにするインタフェースとして構築する研究に取り組んだ。特に、乳がん患者支援や水難事故防止といった、問題解決が困難な事象にもスマートテキスタイルを用いたシステムが役立つ事を示した。また、その成果を生かし、技術の国際標準化や啓蒙活動にも貢献することができた。 導電性繊維のウェアラブルヒータとしての応用にむけ、温度勾配のある面的な刺激の有効性を評価し、一様な刺激よりも効率良く温感を提示しうることが示唆された。また、筋電気刺激用ウェアラブル電極としての応用に向け、姿勢維持の補助デバイスとしての効果を確認した。さらにに、月経痛の再現デバイスとして、実際の月経痛よりも腹部の浅い位置ではあるが同等の強度を提示しうることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に基づきおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に基づき進めるが、適宜研究分担者と打ち合わせを行い、本研究を推進していく。
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